渡辺直美『カンナさーん!』が抱える不安要素! 期待度高い“当たり枠”に大コケの可能性
お笑い芸人・渡辺直美が主演を務める連続ドラマ『カンナさーん!』(TBS系、火曜午後10時)の放送が7月18日から開始される。TBS系火曜午後10時といえば、『逃げるは恥だが役に立つ』や『あなたのことはそれほど』など人気作が続いているドラマ枠。渡辺はインスタグラムのフォロワー数の多さから“インスタ女王”の異名を持つが、果たしてドラマは成功するのだろうか?
「渡辺のインスタフォロワー数は680万人、昨年開催された、彼女の世界観を体感できる展示イベント『渡辺直美展 Naomi’s Party』は全国で12万人を動員するなど、タレントとしてのパワーは充分に持っていると言えるでしょう。同ドラマで演じる鈴木カンナは、パワフルで思い込んだら一直線なファッションデザイナーのママ。本人は独身ですが、現在放送されているアフラックのCMでは西島秀俊と夫婦役で出演していたり、キャラクターを演じるコントに定評があるため、表現力や演技の面も期待できます」(芸能ライター)
演技力と人気は申し分のない渡辺。しかし、『カンナさーん!』が成功するか否かは未知数のようだ。
「今回のドラマで脚本を担当する俳優のマギーは、これまでにも『ブスの瞳に恋してる』(フジテレビ系)や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)といったドラマの脚本を担当してきました。しかし、マギーが手掛けてきた作品の評価は賛否が分かれることが多い。特に2014年放送の『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)には否定的な声が多く、視聴者からは『脚本が面白くない』『原作からの改変がことごとく裏目に出てる』と酷評されて炎上騒ぎになりました。原作者の岡野剛が、ツイッターで『原作とアニメと、それからドラマ。みんなちがってみんないい。そんなふうに思ってもらえたら最高に幸せです』とドラマを擁護するコメントを出す事態にまで発展しました」(同)
『カンナさーん!』も『ぬ~べ~』と同じく、漫画を原作としている作品。放送前の注目度は高いが、原作ファンからはすでに批判的な意見も上がっている。
「SNSなどには『原作好きだけど、脚本がマギーか……』『渡辺直美の表情と雰囲気が原作と違いすぎてモヤモヤする』といった声が。渡辺は15年放送の『五つ星ツーリスト~最高の旅、ご案内します!!~』(日本テレビ系)でドラマ初主演を務め、深夜ドラマにもかかわらず平均視聴率4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。劇場版の『五つ星ツーリスト THE MOVIE ~究極の京都旅、ご案内します!!~』も公開されるなど、人気作品に携わった実績があります。しかし、タレントのパワーがあっても作品の良し悪しを決めるのは、結局は脚本や演出の部分。期待値が高い『カンナさーん!』ですが、マギーの脚本次第で大コケの可能性も十分にあります」(同)
新垣結衣や松たか子、波瑠といった人気女優が主人公を務めてきたドラマ枠で、ゴールデン連ドラ初主演を飾る渡辺。人気枠を維持することができるのか、初回放送に注目が集まっている。