穏やかな生活が一変……スーザン・ボイルが、地元の少年ギャングたちからいじめを受けていた!
「Daily Mirror」の電子版は現地時間26日、スーザンが15人ほどで構成される地元の不良少年ギャングたちのターゲットになっていると報道。
「(スーザンの家の近くにあるモール)ミル・センターに入ろうとしたら、ちょうどスーザンが出てきて。入り口にずらっと立っていた不良少年たちから『メガネ買えよ。ぶさいくでヨボヨボのビッチ!』って暴言を吐かれていた。ぞっとした」という目撃証言をはじめ、「少年たちが、バスに乗っている彼女に向かって石を投げたり、叫びながら罵声を浴びせたりしていた」「10~15人くらいで彼女を取り囲み、逃げられないようにして物を投げつけていた」など、スーザンに対してひどいいじめが行われていることを伝えた。
いじめは毎日のように行われており、日に日にエスカレートして「紙に火をつけて彼女の顔に投げつけていた」という、犯罪的な行為も行われているという。
この不良少年グループは、近隣に住む16~18歳の少年10~15人ほどで結成されているギャングで、ほかの住民たちも被害を受けているとのこと。住民たちは、同紙の取材に対して「この地区では有名な悪ガキ集団なのよ。児童公園に放火したこともある。人の家に向かって花火を打ち込んだり、女の子の部屋の窓に卵を投げつけたり」「彼らはいつも自分より弱い人間をターゲットにする。複数でいる人たちは狙わない。基本的にチキンだからね。年寄りか子ども、精神的な病を患っている人を狙う。本当に胸が悪くなる」と口々に訴えたそうだ。
人種差別的な暴言を受けた挙げ句、瓶を投げつけられたという女性もおり「バスを待っていたら、頭に向かって瓶を投げられた。幸い命中しなかったけれど、当たっていたら、とんでもないことになっていたでしょうね」と大激怒。「警察には15回も通報したわ。ヘルプラインにも電話した。だって、自殺したいと思うほど、精神的に追い込まれてしまっていたから」とも明かしており、もともと情緒不安定なスーザンも、同じように精神的に弱っているのではないかと懸念される。
スーザンは『ブリテンズ・ゴット・タレント』で準優勝して間もなく、自分が育ったこぢんまりとした公営住宅を6万5000ポンド(約934万円)で購入。少し離れた場所に30万ポンド(約4310万円)する新築物件も購入したが、「ポッシュ(ぜいたくな)・ハウス」と彼女自身が呼ぶように居心地が悪かったのか、姪に譲り渡してしまった。以来、思い出の家に戻り、そこに根を下ろしている。
近隣住民たちは、不良少年たちのエスカレートするスーザンへのいじめに心配し、「いつでも助けに行くし、守ってあげるから」と彼女を励まし、安心させられるよう努めているとのこと。「スーザンが有名人になってからというもの、若者たちは彼女をいじめるようになった」「不良少年たちは、歩道をうろつき回っている。普通の大人ならある程度抵抗できるけど、スーザンの健康状態だと難しいものがある」「連中は行ったり来たりウロウロする傾向があるから、見つけたら追い払うようにしているのだけど……」などと、うんざりした口調で口々に訴えていた。
スーザンは昨年、メディアの取材に対して、自分が住んでいる地域の住民たちは良い人ばかりで、日常的に助けてくれて心から感謝していると発言。「本当に素晴らしい“ご近所さん”で。電球を交換してくれたり、色いろいろ助けてくれるの。私じゃ、できないから」と述べていた。その一方で、近所の不良少年たちにロックオンされ、いじめを受けていたのである。いじめは長期間にわたり続いているものと思われるが、スーザンの口から語られたことはない。心優しい彼女のこと、きっとそんな話をしたら、近所に迷惑がかかると思ったのかもしれない。
日々、エスカレートするいじめでスーザンが再びメルトダウンするのではないかと、全英から心配する声が上がっている。また、警察の対応の悪さを指摘する声もある。
取り返しがつかなくなる前に、一日も早く、スーザンに対するいじめが止むことを願わずにはいられない。