天海祐希『緊急取調室』ヒットで“ギャラ紛争勃発”!? 米倉涼子との“大物女優対決”か
天海祐希主演のテレビ朝日系連続ドラマ『緊急取調室』シーズン2(木曜午後9時~)の最終回(第9話)が15日に放送され、14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークして、有終の美を飾った。
初回17.9%で好発進し、第2話で14.2%まで降下したが、その後も高い視聴率をキープ。最低は第3話、第4話の12.4%で、オール2ケタ。全話平均は14.1%でフィニッシュした。暫定ながら、現時点で今期の連ドラの中でトップに立っている。
2014年1月期にオンエアされたシーズン1は、平均12.9%だったが、シーズン2が、さらに高い数字を弾き出したことで、主演の天海もしてやったりの様子。すでに、テレ朝からの熱烈オファーで、来年4月期あたりに続編を放送することで内定済みといわれている。
テレ朝にとっては、ドラマの視聴率がなかなか上がらない時代に、これだけ高い数字を稼げるドラマシリーズがラインナップされるのは好材料。『相棒』(水谷豊主演)や『科捜研の女』(沢口靖子主演)のように、長年にわたって放送できれば言うことはない。
ただ、全てがいい方向にいっているとは限らないようだ。天海は、同局の『ドクターX~外科医・大門未知子~』で主演する米倉涼子に対し、激しいライバル心を燃やしており、なんとテレ朝に対して、「米倉と同等額までギャラをアップしてほしい」と要求したとささやかれているのである。
『ドクターX』は、12~14年まで、3年連続で10月期に放送され、シーズン1が平均19.1%、シーズン2が23.0%、シーズン3が22.9%と高視聴率を記録し、テレ朝のキラーコンテンツに。しかし、米倉が結婚(後に離婚)のため一時休業し、さらに「役のイメージがつくから」との意向で同ドラマは封印され、15年は放送されないままだった。テレ朝が三顧の礼を尽くしてオファーを掛けた結果、16年に復活したものの、その際に“とてつもない”ギャラアップを要求されたという。
「『ドクターX』は20%超えの視聴率が計算できるとあって、昨年復活する際に、米倉の1本あたりのギャラは破格の500万円まで跳ね上がったそう。天海は、その話をどこかから聞きつけたようで、テレ朝に対して、米倉と同等のギャラを交渉したといいます。ただ、両ドラマの視聴率にはかなりの差があり、さすがにテレ朝は、その要求には応えなかったとのこと。とはいえ、シーズン3に臨むにあたって、相応のギャラアップがなされたようですよ。当然天海だけ上げるわけにもいかないので、ほかの主要キャストのギャラも上げざるを得ないでしょう。『ドクターX』と『緊急取調室』は、くしくも同じ“木9”枠。天海の方が芸歴も長く、年齢も上なだけに、『私の方が米倉より格上』といった自意識が強いのかもしれませんね」(テレビ局関係者)
来年オンエアされる予定の『緊急取調室』シーズン3が、またまた高視聴率を獲得し、低迷する『相棒』を脅かすような存在になれば、天海は、ますます強気になりそう。さらにシーズン4が実現するならば、天海側から再度のギャラアップが提示されるであろうことは想像に難くない。そうなると、テレ朝的には痛し痒しで、戦々恐々とするしかなさそうだ。
(田中七男)