稲垣吾郎、あのSMAP作品を「思い出したくもない」と吐き捨て……制作ウラ話も大暴露!
俳優として、ドラマをはじめ映画や舞台など数々の作品に出演している稲垣吾郎。SMAPとしてCDデビューをした翌年、1992年には月9ドラマ『二十歳の約束』(フジテレビ系)でドラマ初主演を果たすなど、メンバーの中では木村拓哉よりも早く出世を遂げてきた。そんな稲垣が自身のラジオ番組で、SMAP時代に出演した「思い出したくもない」という作品について振り返った。
2010年の映画『十三人の刺客』で最凶の暴君・松平斉韶を演じ、日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の助演男優賞など複数の栄冠を獲得した稲垣。近年ではドラマ『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)での“潔癖症のマザコン夫”役も大きな話題となり、今後の活躍が期待されている。
そんな稲垣が、6月7日放送のラジオ番組『編集長 稲垣吾郎』(文化放送)で、SMAP主演の映画『シュート!』(94年)に関する裏話を明かした。同作は大島司氏によるサッカー漫画が原作で、「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載されていた作品。5月のゴールデンウィーク中、東京・神保町シアターで上映されていたというお便りがリスナーから届くと、稲垣は「へぇ~。これ、なんで映画館でまたやってるんでしょうね。『なんで』って言っちゃいけないけど」と、何やら気に食わない様子で話し始めた。
劇中では“ブラジル帰りの天才”という役どころを演じた稲垣だが、
「これねぇ……僕はもうほとんど撮影してないんですよ。3日、4日ぐらいしか撮影してない。だってさ、ブラジル帰りの天才ストライカーですよ。おかしいでしょ。(自分は)サッカーやったこともないのに。もうね、思い出したくもないですよ、別に。ほんっとに」
と、吐き捨てた。稲垣といえば、メンバー内でも運動音痴キャラで知られており、自分自身でもこの配役に疑問があったのだろう。サッカー未経験だけに、サッカーボールを蹴ってゴールを決めるシーンでは、彼ならではの“秘技”を駆使していたとか。
稲垣は「脚でボール蹴るフリして、横に機械を置いて、その機械からボールが発進してましたね」「ひどいですよね」と、バッティングセンターのピッチングマシン状態で撮影を行っていたと暴露。
当時、稲垣はドラマ『嘘でもいいから』(日本テレビ系)の撮影に入っていたといい、「ちょっとスケジュールがうまくできなくて。そうなんですよ、だから(映画撮影には)あんまり参加できなかったんですよね、これ。懐かしいな~」と、感慨深げに振り返った。
また、今回の上映に参加したリスナーからは「懐かしく、メンバーの若さも可愛く。時折、館内で笑いも起こっていました」とのレポートもあったが、「これ、『劇場内で時折笑いが起きてた』って。辱めですよね、どっちかって言うと。う~ん。まぁ、いいんじゃないでしょうか」と、やはり若かりし頃の出演作には気恥ずかしい思い出があるようだ。
さらにその後、別のリスナーのお便りで再び『嘘でもいいから』の話題に。同作の主題歌であった伊勢正三の「NEVER」を番組で流してほしいというリクエスト受け、「昔のことを僕に思い出させて、楽しいですか、皆さん!」と声を荒げるも、「そんなこと言っちゃいけないですけれども……」と、我に返る稲垣だった。
SMAP解散後、俳優業での新たな仕事は明らかになっていないが、今後もさまざまな役に挑戦し、ファンを楽しませてほしいものだ。