『やすらぎの郷』、“前科者”設定の橋爪遼が現実で逮捕! 視聴者から批判と期待の声
ニッポンのお茶の間をわかし続ける“昼ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(月・木曜日)お届けします!
『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月~金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。
【サイ女の昼ドラ通信バックナンバー】
<42話~44話>『やすらぎの郷』、 名もなき住人たちの姿で描かれた“老人ホーム”に絶賛の声
<40話~41話>『やすらぎの郷』、遺産相続問題を描いた脚本に「現実としての死を考えされられる」の声
<37話~39話>『やすらぎの郷』、勝新の息子が起こした死亡事件がモデル!? 「倉本聰、怖いものなしかよ」
■6月2日(金)/45話〜6月5日(月)/46話
45話で、犬山小春(冨士眞奈美)は、栄に総務理事・みどり(草刈民代)への口添えを頼んだ「やすらぎの郷」入居の申請を、にべもなく却下される。テレビ業界に対する貢献度や入居者たちとの相性などを考慮する入居審査以前に、悪影響のため入居して欲しくない、と判断されたのだ。小春がみどりに入居を断られたといううわさを耳にしたマヤ(加賀まりこ)とお嬢こと冴子(浅丘ルリ子)は、当然だと胸をなでおろし、口を揃えて小春の図々しさを罵る。そんな会話の中で、お嬢が「“やすらげない郷”になっちゃうわよ」とコメント。前週の予告でも流され、注目を集めていたセリフがついに本編に登場し、視聴者からは「ついに言いよった(笑)」「だいぶ前から、やすらげない郷でしたが」「視聴者全員から総ツッコミ必須のセリフですよ」との声が続出した。
また、及川しのぶ(有馬稲子)のかつての冠番組『しのぶの庭』復活の実現性がいよいよ高まり、しのぶに長年付き添っている“添い寝フレンド”の貝田英信(藤木孝)が根回しのため東京で関係者と会うことになる。そんな貝田の熱心な説得を受け、しのぶは今回の発起人でもあるテレビプロデューサー・石上五郎(津川雅彦)の頼みを聞き、小春と再会するのだった。
46話では、小春との和解を受け入れたしのぶが、『しのぶの庭』復活の話を小春に明かす。そして、いまだ昔の仲間と会えずにいる小春のために歓迎パーティーを開くことを計画する。その準備を待つ間、プライベートビーチへ散歩に出た小春は、ぎっくり腰のリハビリで浜を歩いていた高井秀次(藤竜也)に遭遇。秀次は、かつてと違う小春の顔に興味をひかれ、「顔のシワを描きたい」と言って絵のモデルを依頼する。絵を描かれながら小春は、自分は捨てられるために日本に来たのだと告白する。
一方、ドラマ本編だけでなく、その外でもやすらげない事態が発生。同ドラマに「やすらぎの郷」スタッフ役として出演していた橋爪遼が覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたのだ。日本を代表する名脇役・橋爪功の息子である橋爪遼だが、『やすらぎの郷』公式ホームページからは、すでに名前と写真が消去され、降板が発表された。さらに、収録済みの出演シーンは編集して放送するとのこと。このまさかの事件には、「こんなにいい作品に泥を塗らないでほしかった」「前科者って設定だったけど、本当に前科者になっちゃいけんだろ」と視聴者からも批判が続出。しかし、一方で「不謹慎だが倉本聰がこれをどう料理してくるのか気になってしまう」「編集して放送って倉本に格好のネタを与えたような気が……」と、倉本がこの事件を作品にどう絡めてくるのか期待の声も上がっているようだ。