福士蒼汰、7月期日テレ“日曜ドラマ”主演決定! 早くも「大爆死必至」といわれるワケ
福士蒼汰が7月期、日本テレビ系の連続ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日曜午後10時30分~)で主演を務めることが決まった。
同ドラマは、司法修習生の主人公・奥森黎(福士)が中学生の頃、母・晶子(鈴木保奈美)をDVから守るため、父・皓介(堀部圭亮)を殺害したところから始まる。父は“失踪扱い”となり、黎は母と2 人だけの“秘密”を持つことに。その後、黎は同じ司法修習生の立花爽(川口春奈)と恋に落ち、結婚の約束をするが、プロポーズの直後から、“秘密”を知る何者かから、不気味なメッセージが届くようになる……というストーリーだ。
福士とヒロインの川口は、映画『好きっていいなよ。』(2014年)でW主演を務めており、それ以来、2度目の共演。そのほかのキャストは、遠藤憲一、岡江久美子、山本未來、小出恵介、鈴木浩介、白洲迅、柄本時生、矢柴俊博、佐伯大地らという、なかなかの豪華メンバーが揃っている。企画・原案は秋元康で、脚本は映画『ストロボ・エッジ』(15年)、『恋仲』(同)『好きな人がいること』(いずれもフジテレビ系/16年)の桑村さや香が担当する。
福士は11年にスタートした特撮ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で主演を張って注目を浴び、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13年前期)でブレーク。『恋仲』でゴールデン帯の連続ドラマ初主演を果たしたが、平均視聴率は10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でかろうじて2ケタという結果だった。昨年4月期には、ヒロインに土屋太鳳を迎えて、日本テレビ系『お迎えデス。』で主演を務めたが、平均7.9%と爆死。その直後、スペシャルドラマ『モンタージュ三億円事件奇譚』(フジテレビ系)で主演したものの、前編8.3%、後編7.7%とこれまた大コケし、業界内では「福士は数字を持ってない」と言われるようになってしまった。
その後、映画に軸足を置いた福士は、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』に主演したほか、『無限の住人』(木村拓哉主演)にも出演。封印していたドラマ出演は、『モンタージュ』以来、連ドラ主演は『お迎えデス。』以来となるが、早くもネット上では「今回も爆死するのでは?」といわれているようだ。
「なんせ、日テレの『日曜ドラマ』は、午後10時30分からという遅い時間帯のせいか、数字を取るのが難しい枠。視聴率は、15年7月期の『デスノート』が2ケタだったのを最後に、6期連続1ケタ台という有様です。今期の綾野剛主演『フランケンシュタインの恋』も6%台を出すなど苦しんでいます。来期の『愛してたって』も、2ケタ達成はなかなか厳しいのでは。また、ヒロインの川口は、13年10月期の主演ドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)で、平均3 .9%と大爆死するなど、とても『数字を持っている』とは思えません」(テレビ誌関係者)
主演ドラマが爆死続けなだけに、今度こそは高視聴率を取らなければならない福士だが、難しい枠での主演には、別の見方もあるようだ。
「所属事務所に対しては、『もっと視聴率が見込める枠で主演させてあげたらいいのに』との疑問も浮かびますが、逆に、あえて数字を取るのが難しい枠を選択した可能性もあります。この枠では、沢村一樹も松坂桃李も1ケタに甘んじていますし、綾野も苦戦中。『枠が悪いから、数字が取れなかった』という言い訳ができるわけです」(同)
逆にいえば、この難しい枠で数字を取れれば“快挙”となるだけに、福士の奮闘に期待したいところだが……。
(田中七男)