離婚した葉月里緒奈の“母親失格”バッシングに響く、辻仁成の「親権」への言及
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
「週刊現代」(講談社)でジャーナリスト岩瀬達哉氏による連載「裁判官よ、あなたに人が裁けるか」がスタートした(今週で3回目)。原発を止めると左遷される、上司に逆らうとパージされる、転勤を断ると出世できないなどなど、裁判官と人事の関係、司法の闇、正義とは決して言えない実態などがあぶり出される骨太のルポ。今後も楽しみにしたい必見の連載だ。
第364回(6/11~16発売号より)
1位「辻仁成『ムスコ飯』(第124飯)」(「女性自身」5月30日号)
参照「独占キャッチ! 葉月里緒菜 『夫と娘を残して…』離婚&奔放愛『魔性の選択』」(「女性自身」5月30日号)
2位「赤西仁 田口淳之介 田原俊彦に続いてメジャー再デビューへ」(「週刊女性」5月30日号)
3位「井上真央 仕事復帰で遠ざかる松潤との春」(「週刊女性」5月30日号)
今週の「女性自身」がスクープしたのが、葉月里緒菜の離婚と新恋人の存在だ。葉月は2004年に不動産会社の御曹司である男性と再婚し、直後に長女も授かったが、しかし、2年前に離婚、新たな恋人も存在しているのだという。
ここ数年、葉月は芸能界から遠ざかっていたこともあり、離婚報道は確かにスクープだ。だが、もうひとつ明らかになったのが、現在、葉月の娘は葉月ではなく父親と生活をしていること。記事では「葉月さんが娘を残して家を出たのは、娘の教育などについて元夫と話し合って決めたことだと聞いています」と知人のコメントが挿入されているが、またしても――の予感である。
そう、ココリコ・田中直樹の離婚騒動でも巻き起こった“母親失格”バッシングだ。
田中は5月2日、妻で女優の小日向しえとの離婚を発表したが、離婚に際して“2人の息子の親権を父親である田中が持つ”と報じられると、母親の小日向への誹謗中傷、バッシングが巻き起こった。さらに “不倫・妊娠疑惑”まで流布された。もちろん何の根拠もないものだったが、母親が親権を得なかったり、離婚後子どもが父親と一緒に暮らすことになると、母親に対する不当なバッシングが起こるのが、この日本である。
今回も葉月に対し、同様のバッシングが起こるのでは。そんな危惧を持ったが、「自身」を読み進めると、同じ号に素敵な記事がありました! それが同誌の名物連載コラムとなった辻仁成の「ムスコ飯」だ。
辻は、今号でココリコ・田中の離婚に言及し、離婚は本人しかわからないし、どんな状況でも5分5分の責任があると前提した上で、こんなことを書いている。