劇場版『ラストコップ』初登場7位の大コケ! 「唐沢寿明がサムい」と連ドラ爆死の悪夢再び
唐沢寿明と窪田正孝がタッグを組む『THE LAST COP/ラストコップ』シリーズの劇場版『LAST COP THE MOVIE』が、5月3日に公開した。同シリーズは、2015年から日本テレビと動画配信サイト・Huluの共同制作によりスタートし、16年には日本テレビで連続ドラマとしても放送された一大プロジェクト。しかし、興行通信社が発表した週末の映画ランキングでは、初登場7位と大コケしてしまった。
「昭和の熱血刑事・京極浩介(唐沢)と平成生まれの若手刑事・望月亮太(窪田)の活躍を描いた同作は、15年に『金曜ロードSHOW!特別ドラマスペシャル』として『Episode 1』を放送した後、Huluで『Episode 2』を配信すると、11年のHulu開始以来、最多となる会員数を獲得したほどの人気を博しました。しかし、16年に連ドラ化された際には、平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、思ったほど盛り上がらず。そんな不安を抱えたまま、今回の劇場版公開となったんです」(芸能ライター)
同週のランキングには、V6・岡田准一主演で同じく初登場の『追憶』(全国296スクリーン)が4位にランクイン。一方の『LAST COP THE MOVIE』(全国283スクリーン)は7位だった。
「『LAST COP THE MOVIE』は、土日2日間で観客動員8万1,000人、興行収入9600万円だったのに対し、『追憶』は同じ2日間だけで動員18万人、興収2億2700万円をあげるなど、かなりの差が開いています。映画ファンの間では、『1億に満たなかったのはかなり厳しい』といった指摘が出ています」(同)
ネット上のレビューを見ると、ドラマシリーズからのファンには「バカバカしいコメディシーンが面白かった」「ドラマでは『やりすぎかな』と思ったテンションの高いノリも、映画ならちょうど良く楽しめた」などと好感触だったようだが……。
「一方、ドラマを見ていなかった人からは、『唐沢の大げさでサムい演技についていけなかった』『いまさらふなっしーが出演って……時代遅れすぎる』といった書き込みもありました。『ギャグが古くさい』『スベってて痛々しい』といったネガティブな声は、連ドラ放送時にも多数上がっていたのですが、劇場版でもその点は改善されなかったようですね。ネット上には、『GW中なのにガラガラだった』『映画館、人がいなさすぎ』といった報告も出ています」(同)
同映画は業界初の試みとして、3週間限定だが、全国の上映劇場でエンドロール終了後、10種類のエンディング映像の中から1種類、週替わりでランダム上映する「サプライズ・マルチエンディング」を実施中。この仕掛けで、どれほど集客を増やせるだろうか。