フジ・亀山千広社長、退任! 「月9ワースト連発」「ご長寿番組廃止」「肝煎り番組大コケ」の黒歴史
1980年にフジテレビに入社し、『ロングバケーション』や『踊る大捜査線』といったドラマを大ヒットに導き、2013年6月に第9代代表取締役社長に就任した亀山氏。就任以前から、フジは視聴率が低迷しており、その手腕がどう発揮されるか注目を集めていたが……。
「残念ながら、亀山氏就任後、フジはさらなる低迷を極めることになります。なんといっても、看板ドラマ枠だった“月9”が視聴率1ケタ台を連発し、特に16~17年にかけては『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(16年1月期)、『ラヴソング』(同4月期)、『カインとアベル』(同10月期)、『突然ですが、明日結婚します』(17年1月期)と、立て続けに月9ワースト視聴率を更新してしまいました」(芸能ライター)
さらに15年、亀山氏の肝煎りで、森高千里をMCに大抜てきした音楽番組『水曜歌謡祭』も、ゴールデン帯にかかわらず、6月3日放送回で3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、大爆死。ネット上では今回の退任について、「『月9が低迷したのはこの人のせい』『亀山さんになってから、バラエティがチャラチャラしてて、どうもダメだったわ』『「水曜歌謡際」は、ただただ森高がかわいそうだった』などの声が上がっています」(同)。
改革を推し進めた亀山氏がフジテレビに残した“負の遺産”は、まだまだある。
「亀山氏は社長就任直後の13年10月、根本的改革を図るとして『笑っていいとも!』の番組終了を決定しました。その後も15年の春改編では、21年続いていた『ニュースJAPAN』や17年続いていた『スーパーニュース』といった報道番組を打ち切りに。また16年の春改編では、31年続いた『ライオンのごきげんよう』と、15年続いていた『すぽると!』、52年続いた“昼ドラ枠”を打ち切る決断を下しました。しかしこの英断も視聴率回復には結び付かず、『完全に打ち切る番組を間違えたよね』『いい番組を打ち切る力だけはピカイチ』といった指摘が上がっています。さらに“日曜ゴールデン枠”に参戦した『フルタチさん』も視聴率4%台の大コケを記録するなど、亀山氏が就任してから、フジが明るい話題で注目されることはほとんどありませんでした」(同)
こうして社長から追いやられることとなった亀山氏。新社長・宮内氏が復活の立役者となれるか注目だ。