サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」聖子と沙也加の確執をめぐる暴論 コラム "噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第363回】 松田聖子の恋愛観が“確執”の種? 神田沙也加の結婚報じる女性誌の暴論 2017/05/09 21:00 女性週刊誌ぶった斬り!寺島しのぶ松田聖子 首を傾げたくなる心理学者のコメント しかも、沙也加の新事務所設立も聖子の差し金で、“夫になる村田さんに自分の稼いだお金が流れる可能性”を阻止するためだと解説するのだ。 いや~。そんな金銭のこととは思えないけど。さらに首を傾げたくなるのは、心理学者の晴香葉子氏のこんなコメントだ。 「聖子さんが沙也加さんの恋愛や結婚にだけ厳しくされるのは、『自分と同じような苦労をしてほしくない』という親心からでしょう」 いやいや、どうなの、これ。聖子はそんな殊勝な気持ちはないと思う。そもそも聖子は自分で繰り返してきた結婚や再婚、数々の恋愛遍歴やスキャンダルを“苦労”だなんて思ってはいないはずだ。もちろん後悔などないし、その人生を誇りに思っていると思う。「自分と同じ苦労」なんてちゃんちゃら思っているはずはない(と思う)。あるとしたら毒母にありがちな、娘に対する感情的な束縛、独占欲だと思うけど。 よって「自身」をランク外の“参照”にしておいた。 次のネタ被りは寺島しのぶと、その長男・眞秀クン。今月3日の眞秀クンの初お目見えはワイドショーなどでも盛んに取り上げられたが、「自身」「週女」もこの話題を取り上げている。 眞秀クンは確かに可愛いし、ある種のオーラというか目を引く存在だ。4歳にしてこの貫禄。だがそれ以上にビックリだったのは、今まで見たことのない寺島の表情だった。歌舞伎役者として歩み始めた息子を誇らしく思い、その成長を喜ぶ“母親”としての寺島の柔らかな表情は、女優としての演技とまったく違った一面を見せてくれたものだ。 ともあれ、「自身」「週女」記事ともに、幼い頃から歌舞伎役者にあこがれてきたが、女性であるが故に果たせなかった寺島の苦悩と、その思いを着実に引き継ぐ眞秀クンの姿を追ったものだ。しかし、もちろん細かいところでは、それぞれ特徴がある。 まずは「週女」。子どもに自分の思いを押し付けてはいけないと思った寺島だったが、しかし眞秀クン本人はやる気満々だということ、そして眞秀クンが日本語、英語、フランスのトリリンガルだということ、祖父の菊五郎も孫にデレデレなことなど、微笑ましいエピソードが綴られている。 一方「自身」は、同じく歌舞伎界で話題の市川海老蔵エピソードを投入してきた。 「さらに寺島さんは、この(16年に菊五郎が眞秀クンを抱いて舞台に上がった)團菊祭で海老蔵さんの楽屋にも眞秀くんを連れていきました。そこで『眞秀があなたの大ファンなの。iPadの写真を見せると、いつもあなたのところで手が止まるの』と伝えたところ、海老蔵さんは大喜びだったといいます」 次のページ ファンキー加藤の第2子誕生を直撃 前のページ123次のページ Amazon 私は私。母は母。〜あなたを苦しめる母親から自由になる本 関連記事 木村拓哉、“娘”タブーを解禁の焦り――静香との「母娘写真」に実名表記で報じる意図親ジャニーズと反ジャニーズがくっきり――木村拓哉『無限の住人』めぐる女性週刊誌ジャニーズの制約と重圧――香取慎吾の「隠し子」疑惑をめぐるいくつものエピソード井上真央の直撃取材コメントから読み取る、嵐・松本潤と現在の関係性ワイドショーとは一線を画す、「週刊女性」の森友学園問題に対する報道姿勢