日テレ7月期「土10」、関ジャニ∞・錦戸亮ドラマ決定! “3期連続”ジャニーズ主演の舞台裏
7月期の日本テレビ系「土10」ドラマが、関ジャニ∞・錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』になることが明らかになった。錦戸の連ドラ主演は2015年10月期のテレビ朝日系深夜ドラマ『サムライせんせい』以来で、プライム帯に限ると、14年10月期『ごめんね青春!』(TBS系)以来となる。
すでに、10月期の日テレ「土10」ドラマは、嵐・櫻井翔主演『先に生まれたばかりの僕』に決定済み。今クールは、KAT‐TUN・亀梨和也主演『ボク、運命の人です』がオンエアされており、3クール連続でジャニタレが主演を務めることとなった。
もともと、同局の「土曜ドラマ」はジャニーズ事務所と深いつながりがあり、亀梨を筆頭として、多くのジャニタレがこれまでも主役に起用されてきた。今年4月の改編では、午後9時から放送されていた「土曜ドラマ」と、後番組『嵐にしやがれ』の放送時間が入れ替わっている。
「これは『嵐にしやがれ』の視聴率をアップさせるために、ジャニーズがゴリ押しした結果ともいわれています。その“見返り”として、『土曜ドラマ』にジャニタレの積極起用を約束しているようです。とはいえ、3クール連続でジャニタレの主演が続くのは異常事態。テレビ業界内では、これを受け入れている日テレの姿勢はどうかとの声も多々聞こえてきます」(テレビ制作関係者)
ジャニーズと“ズブズブの関係”になっているのは、日テレ「土10」ドラマだけではない。フジテレビの看板ドラマ枠「月9」も同様だ。昨年10月期には、Hey!Say!JUMP・山田涼介を主役に抜擢した『カインとアベル』をオンエアし、今クールは嵐・相葉雅紀主演『貴族探偵』を放送中。7月期は、山下智久が主演を務める『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~3rd season』がオンエアされる。10月期は、ジャニーズの大物タレントを主演に据えたドラマを企画中といわれており、そうなると、日テレ「土10」同様、3クール連続でジャニタレの主演ドラマとなる。
「月9」もまた、元SMAP・木村拓哉が頻繁に起用されるなど、ジャニーズとの結びつきが強く、この関係は今後も継続されそうな気配だ。
「テレビ局が番組のキャスティングを優位に進めるため、特定の大手芸能事務所と深い関係になることは、致し方ない部分もあります。しかし度が過ぎると、局が芸能事務所側の言うなりになってしまいかねません」(テレビ誌関係者)
最終的に、テレビ番組を見るかどうかを決めるのは、お茶の間の視聴者であり、視聴者の動向で視聴率という結果が出る。日テレ「土10」やフジ「月9」の“ジャニーズ祭り”は、果たして視聴者に受け入れられるのか? 特定の層にしか響かず、かえって“視聴者離れ”につながりかねない恐れもあるだろう。
(田中七男)