木村拓哉『無限の住人』、6位初登場で惨敗! 「興収ヤバすぎ」と映画ファン呆れる声
木村拓哉が主演を務める映画『無限の住人』が、4月29日に公開初日を迎えた。5月2日に興行通信社が発表した週末観客動員数ランキング(4月29日~4月30日)では、1位がディズニー映画『美女と野獣』(21日公開)、2位は『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(15日公開)で、『無限の住人は』は6位。同日公開で、菅田将暉、野村周平ら若手俳優が出演する映画『帝一の國』にも敗北した。
『無限の住人』は、謎の老婆に血仙蟲(けっせんちゅう)と呼ばれる虫を埋め込まれ、不老不死の身となった男・万次が、50年前に殺された妹・町とそっくりの少女・凜(杉咲花)の用心棒を引き受けるというストーリー。木村や杉咲のほかには、福士蒼汰、戸田恵梨香、市原隼人、市川海老蔵ら豪華キャストが脇を固めている。『十三人の刺客』(2010年公開)などでメガホンをとった三池崇史が監督を務めており、「“ぶった斬り”エンタテインメント」というキャッチコピーの通り、劇中には「1対300人」の立ち回りも登場。過激な描写があることから、PG-12指定の作品となっている。
「原作は1993年から12年に『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載されていた沙村広明氏による同名の人気漫画です。当初、実写化が発表された際は、原作ファンから不安の声も出ていたため、公開後も『キムタク版万次と言えば聞こえは良いが……あれは万次さんじゃなかった。原作の万次さんカッコ良くないし』『原作をぶつ切りした感が……もう少し流れのあるストーリーにしてほしかった。多勢戦は長いだけで飽きる』『中身がない映画でキャストの無駄遣い』といった否定的な声も出ています。原作ファンの中には、映画版の脚本や演出面などに対して『惜しい』という不満があるようですね」(ジャニーズに詳しい記者)
一方で、好意的な感想も上がっており、「思いのほか良かった。キムタクではなく、ちゃんと万次さんに見えた」「原作ファンとしてキムタクには感謝するレベル」「万次さん、最高にかっこよかった。『学芸会レベル』と書かれている方もいますが、本当に見たのかな?」「どの役をやってもキムタク感が拭えなかったけど、キムタクの新境地を見た」と、絶賛に近い声もある。
「ところが、週末の動員成績は、1位が『美女と野獣』、2位は『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』、3位は『無限の住人』と同日公開の『ワイルド・スピード ICE BREAK』が入り、4位が『帝一の國』という結果でした。『無限の住人』は『映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』(15日公開)にも負け、6位。この結果を見た映画ファンからは、『最終的な興行収入は10億から12億になりそう』『10億いかなかったらヤバすぎ』と、呆れられています」(同)
そんな同作は、5月17日(日本時間18日)に開幕する『第70回カンヌ国際映画祭』で特別招待作品(アウト オブ コンペティション部門)として公式上映が決定しているほか、北米、オーストラリア、ドイツでも公開が予定されている。ネット上では「結構面白かったけど、ゴールデンウィークに家族連れで入れる映画じゃないし、苦戦すると思う」と予想する声もある中で、今後どれだけ動員を伸ばせるだろうか。