マツコ・デラックス、『マツコ会議』カットされた裏の顔? 不機嫌隠さず“荒れる”ワケ
“数字を持ってる”ナンバーワンタレントといわれる、マツコ・デラックス。ブレーク直後には、「今後は露出を控える」といった情報が業界内に流れたが、いまやレギュラーを数多く抱える大物タレントとなり、週8本の番組へレギュラー出演している。
さらにはCMオファーも積極的に受け、「2016年タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)の女性部門では、広瀬すず、ローラと同じく12社で2位にランクイン。衰えることのない人気を誇っているが、テレビ業界における評判を聞いてみた。
「企画会議では常に出演者としてマツコの名が挙がりますが、上司には『マツコが出てくれるってなれば、どんな企画だって通すよ』と、いつもあきらめ気味に言われるのがオチです」(制作会社スタッフ)
そんなマツコの説得するための武器になると業界でささやかれているのが、「イケメン人身御供」説だ。イケメンディレクター、もしくはイケメンADをマツコのもとに送り、そのルックスいかんでマツコの出演可否が決まるというものだ。
「企画会議では冗談なのか本気なのか、『誰をお供えするの?』とか『お前はダメだな』という話になることもありますよ」(同)
そんな過程を経たかどうかはわからないが、あるマツコの冠番組に、きな臭いうわさが流れている。ちまたで話題のスポットと中継をつなぎ、人々の生態を探る『マツコ会議』(日本テレビ系)の収録で、マツコはカメラが回り始めた後も、楽屋から引きずるその不機嫌ぶりを隠そうともせず、何かカンに触ると、ことごとく周囲に当たり散らしているというものだ。
「もちろん編集ではカットしますが、そのキレっぷりに誰も手がつけられないそうです」(同)
番組によって自分の立ち位置や話すトーンまで変えて臨むなど、テレビ作りには真摯な姿勢を見せるマツコが、なぜ『マツコ会議』ではそこまで荒れているのか。
「例えば『月曜から夜ふかし』(同)は観覧客を入れて収録する形式ですし、仮に客入れがない番組でも、パートナーや共演者は誰かしらいる。『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)や『マツコの知らない世界』(TBS系)では、一般の方と直接絡むことが多いですから、たとえそれまで不機嫌であっても、“加減”を調整せざるを得ません。ただ、『マツコ会議』の収録スタジオには、実際の番組プロデューサーやディレクター、あるいはリサーチャーといったスタッフしかいない。つまり周りにいるのは身内ですから、角が立つ発言をいくらしようが、中継先に聞こえていなければ、あとで編集でなんとでもなりますので、許されてしまう空気があるわけです」(業界関係者)
先日、高校の同級生だった木村拓哉と共演した『夜の巷を徘徊する』で、「どうしたらいい私?」「実は意外とテレビのシステム知らないまま入ってきちゃってるんだよね」と木村に悩みを打ち明けていたマツコ。自身も人知れず苦悩していることがうかがえたが、親身になってテレビ業界の作法を指導してくれるスタッフが必要なのかもしれない。
(後藤港)