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たしかにあのパフォーマンスは微妙だったけど……

番組ファンの意見と合っているのに……リアが選んだ『glee』最低パフォーマンス曲が非難を浴びるワケ

2017/04/29 18:00
リアのドヤ顔から滲み出る自己肯定感の強さは、ある層を刺激しそうよね

 米FOX局で、2009~15年にかけて放送された大ヒット・ミュージカルドラマ『glee/グリー』。オハイオ州の田舎町の高校を舞台に、教師や生徒たちが廃部寸前だったグリー(合唱)部を盛り上げていくという物語で、爆発的なヒットとなった。同作で、スターを夢見る自意識過剰な女子高生レイチェル役を演じ、一躍ブレイクしたのがリア・ミシェル。しかし、彼女はアンチがとても多いことでも知られてる。

 LGBT雑誌「Pride Source」のインタビューで、「女性とデートするなら(女優の)ペネロペ・クルス」「でも彼女って私と同じタイプの顔みたいなのよね。ってことは私、ナルシストってことかしら!?」とコメント。ネット上で「ナルシストだとやっとわかったのか」「鼻の形が違うのに、絶世の美女のペネロペと似てるなんてよく言うよ」とバッシングされ、「彼女がナルシストだから嫌い」だという人は実に多い。

 さらに“ディーヴァ”な振る舞いも、彼女が嫌われる理由のひとつ。『glee』にゲスト出演した女優のケイト・ハドソンは「リアとの共演は悪夢のよう」と周囲に洩らし、「技術的な問題が起きて撮影が長引いたとき、リアが指をパチンと鳴らし『もう行くわ。アタシにはやることがあるのよ』と去ってしまったのよ!」と呆れかえり、リアとは距離を置いていたと伝えられた。

 同作で共演したナヤ・リヴェラとリアの不仲は有名な話だが、ナヤは自叙伝『Sorry Not Sorry』で「(自分が演じる)サンタナのシーンが増えるにつれ、リアから無視されるようになった」「シーズン6になると、一言もしゃべりかけてこなくなった」と告白。「スポットライトをシェアしたくなかったんでしょ」とぶちまけている。

 米芸能誌「Entertainment Weekly」のインタビューで、「『glee』の撮影現場はさ、“誰と誰がヤッた”、“別れた”とかでモメてばかりだった」と暴露した番組クリエーターのライアン・マーフィーは、「みんなとは本当に仲がよくてね。プライベートでも一緒のことが多かった。誰がボスなのか、雇用主なのかを忘れてしまうほど距離が近くなってしまってね。だからなにか問題が起こると感情的に激怒してしまったね」とも回想。ライアンの言う「誰がボスなのか忘れた」のは、看板女優としてちやほやされたリアのことなのではないかとウワサされた。とはいえ、リアは『glee』終了後もライアンが手がけるホラーコメディ『スクリーム・クイーンズ』にレギュラー出演しており、公私共に世話になっているのだ。

 そんな恩人であるライアンの意見をリアが否定し、ちょっとした話題となっている。

 今年2月、人気深夜トーク番組『Watch What Happens Live with Andy Cohen』にゲスト出演した際、ライアンは、「『glee』でやったミュージカル・パフォーマンスの中で、やらなければよかったと最も後悔している曲を教えてください」という質問に対して、間髪入れずに「Psyの『ギャングスタ・スタイル』はやらなきゃよかったと悔やんでいるね。あれは間違いなく最低だった」と返答。隣に座っていたもう1人のゲスト、タラン・キラムに「カンナムスタイル(江南スタイル)ですよ」と訂正され、「曲名を間違えたなんて信じられないよ」と大笑いした。

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