志村けん、“男性器丸出し写真”投稿は「不正アクセス」? 「なぜ被害届出さない」と疑問噴出
4月19日、志村けんのインスタグラムに“無修正の男性器丸出し写真”が投稿され、同日中に所属事務所が該当写真を削除し、「不正アクセスがあった」と説明する騒動が起こり、ネット上で波紋を呼んでいる。
志村のインスタグラムに局部写真が投稿されたのは午後12時30分頃。その投稿から約10分後、所属事務所・イザワオフィスのスタッフが、その写真を発見して投稿を削除、同日中に事務所公式サイトで「志村けん本人にも事実関係の確認を行ない、不正アクセス行為の禁止等に関する法律に違反する不正アクセス行為の被害を受けたとして、同日14時頃、警視庁赤坂警察署に被害の報告をしております。今後の対応については関係各所と協議を行なった上で対処を致します」といったコメントを発表した。
「事務所の迅速な対応で、その投稿を見たという人は少ないようですが、事務所が説明した『警視庁赤坂警察署に被害の報告をしております』の“報告”という箇所に引っ掛かったネットユーザーが多く、『被害届じゃなくて、報告?』『どうして被害届を出さないの?』といった声が噴出中。不正アクセスがあったのではなく、本人のミスで投稿されたと疑う人が多いようです」(芸能ライター)
その後、インスタグラムに犬の写真をアップした志村は、「私のアカウントに不正アクセスがあったらしく何者かに投稿されていました。名前を変えました! 気をつけます ごめん」と投稿。これまで、何度も騒動になってきた“SNSなどの不正アクセス問題”だが、被害にあった芸能人と事務所は、どのような対応を取ってきたのだろうか。
「2014年、当時AKB48に所属していた高城亜樹は、自身の公式Twitterで“元AKBメンバーと野球選手4人で食事会に行ってきた”との旨をツイートし、後日『私が書いていないことが、私のTwitterで呟かれている』と、不正アクセス被害に遭ったとツイート。この騒動から半月がたった頃、スタッフが高城のブログで『アカウントのパスワードを知っている取引先の社員が、無断でログインしツイートした』と説明したのですが、ネットでは『こんな嘘くさい言い訳、久しぶりに聞いた』『取引先のせいでした! とか、ものすごい落とし所見つけたな』などと、やはり本人の“誤爆”を疑う声が続出しました」(同)
このように不正アクセスに懐疑的な声が上がるものの、実際に逮捕者が出ているのも事実だ。
「16年、タレントの押切もえや元NMB48の渡辺美優紀など、複数の女性芸能人が携帯メールやSNSに不正アクセスされる事件が起こり、当時、日経新聞に勤めていた男が逮捕されています。この男は、名前や誕生日といった情報を組み合わせてパスワードなどを類推して不正にログインしたようで、先月開かれた東京地裁の裁判で、懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決が下されました」(同)
株式会社シマンテックが発表した調査によると、SNSアカウント乗っ取り被害に遭ったことがある人はSNSユーザーの3%という結果が出ている。今回の騒動が不正アクセスなのか志村の誤爆なのかは不明だが、芸能人はSNSの使い方に気をつけた方がよいだろう。