きゃりーぱみゅぱみゅ、賞味期限切れ!? 「CD売り上げ激減」「MC挑戦も結果残せず」のいま
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが、苦境に陥っている。4月5日に発売された最新シングル「良すた」の初動売り上げが不振だからだ。12日付のオリコンのシングルCD週間ランキングによると、同シングルは4,440枚の売り上げで15位と低迷。“原宿Kawaii文化”を牽引してきた全盛期の人気は、見る影もない。
「実は、きゃりーの人気低落は今に始まったことではなく、2年前から兆候はありました。初動枚数は、2015年に発売された『もんだいガール』までは1万枚を超えていましたが、それ以降は4作続けて1万枚に届いていません。11枚目のシングル『Crazy Party Night~ぱんぷきんの逆襲~』は、コカ・コーラのCMソングだったのにもかかわらず、初動が7,677枚でしたからね」(音楽ライター)
初動売り上げで見ると、きゃりーの全盛期は12~13年。この頃リリースされたシングル「ファッションモンスター」「きみに100パーセント」「にんじゃりばんばん」は、軒並み2万枚超え。それが今や5,000枚を下回っているが、一体何が原因なのか?
「単純に飽きられたということでしょう。音楽的な新しさは何もないですからね。彼女の人気を支えていたのは、音楽よりもファッションリーダーとして側面でした。しかし、現在、原宿ファッションの体現者として注目を集めているのは、ぺえや、りゅうちぇる&ぺこに取って代わられています。ファッション面で存在感がなくなれば、CD が売れなくなるのは自明の理です」(同)
とはいえ、きゃりーといえば、日本のみならず、海外でも人気を誇るアーティスト。過去にはワールドツアーを成功させ、ファーストアルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』は、アメリカやフランス、ベルギーなどの各エレクトロニックチャートで1位を獲得している。
「ツアーといっても、キャパが小さい会場ばかりですし、エレクトロニックチャートにしても、マイナーなチャートで、上位にランクインする曲が一般的にヒットしているとはいい難い面があります。日本では海外でも人気などと喧伝されていますが、国外では人気どころか知名度すらないというのが実態。さらには、日本国内でもCDの売れ行きが不振とあって、きゃりーは現在、かなり窮地に追いやられているといえるでしょう。最近は『NHK紅白歌合戦』の出場も2回連続で逃しているし、本人もこうした現状に危機感を覚えているはずで、『世界の何だコレ!? ミステリー』(フジテレビ系)で雨上がり決死隊とともにMCを務めるなど、新機軸を打ち出そうとしていますが、今のところ何のインパクトも残せていません」(同)
いよいよ、きゃりーの賞味期限切れが近づいているということだろうか。