慰謝料は220億円? ジャネット・ジャクソン、夫に外見から生活様式まですべて支配されていた
婚前契約で最も重要なのは「財産」に関する項目であり、スムーズに離婚を成立させるために「慰謝料の金額」をきっちりと定める。慰謝料は「婚姻年数」が長ければ長いほど多くなり、5年を超えると額が増えるケースが多い。また2人の間に子どもが生まれていればその額はぐんと上がることがほとんどだ。ジャネットは結婚してちょうど6年目になったところで、赤ん坊を産んだばかりだった。つまり離婚するには最高のタイミングだったというわけだ。
とはいえ、ジャネット自身が1億7,500万ドル(約191億円)の資産を持つ大金持ち。それに、出産したばかりで心身ともに万全ではない状態だ。そんなタイミングで金だけを目当てに離婚を決意したとは考えにくい。「Page Six」も、「決して金目当てではない」「ジャネットはコントロールしたがるタイプ。でもウィサムとの結婚生活はコントロールされっぱなしで、不幸せだった。彼女は『ウィサム・アル・マナの嫁』『従順なイスラム教徒の嫁』から『ジャネット・ジャクソン』に戻りたいと思っているのだ」と伝えている。
慰謝料のほかに揉めそうな項目としては、子どもの親権や面会についてだろうが、プライベートなことを表に出したがらない2人のため、水面下で話し合いを行うものと思われる。10日にジャネットの代理人が米ABCニュースに対して「別れたのは事実だが、離婚するわけではない」と発言しているが、これはきちんと取り決めを交わしてから離婚を発表しようという意味だろう。
もうひとつ気になる点がある。イスラム教に改宗したと伝えられているジャネットが、教徒でい続けるかということ。ウィサムは息子をイスラム教徒として育てたいと思っており、そのためには母親であるジャネットにもイスラム教徒でいてほしいと願っているはず。しかし、彼女を精神的に支えているキャサリンは、敬虔な「エホバの証人」の信者。母親の影響も大きいだろうが、ジャネットが再び簡単に宗教を変えるとなれば、世間からバッシングを受けることになりかねない。息子という守らねばならない存在ができたこともあり、非常に難しいところだろう。
お金だけでは解決できない問題を抱えることになるジャネット。今後の歌手活動への復帰を含めて、彼女の動向に注目したい。