慰謝料は220億円? ジャネット・ジャクソン、夫に外見から生活様式まですべて支配されていた
49歳で妊娠、50歳で初産と世間を驚かせていた歌手のジャネット・ジャクソンが、カタール人の実業家ウィサム・アル・マナと電撃離婚したと報じられた。英大手タブロイド紙「デイリー・メール」電子版は4月8日、2人の離婚を報じ、「夫婦としてはうまくいかなったが、今年1月に誕生した一人息子エイサの両親として協力して子育てしていく」という消息筋の話を伝えた。
米大手紙「ニューヨーク・ポスト」の付録である芸能誌「Page Six」は、2人のそばで働いてきた人物からの情報として、「ジャネットは化粧やファッションなどをウィサムが決めた通りにしてきたし、コンサートでのパフォーマンス内容も彼の指示に従ってきた。それなのに彼の支配欲は増すばかりで、妊娠中にどんどんエスカレートしていった」と報道。ウィサムは、「コンサートでは肌を露出しないコスチュームを着ること」、ジャネットが得意とする「腰をくねらせるダンス」をミュージックビデオに取り入れることも禁じたという。ジャネットは、ファンが期待するようなセクシーな衣装を着られず、ダンスやパフォーマンスができない状態が続けば、ファンを失ってしまうと思い悩むようになったとか。
「Page Six」によると、ジャネットはこれまでウィサムの要求をすべて受け入れてきたよう。結婚式は彼の要求通り「シンプルでこぢんまりとしたプライベート・セレモニー」にし、ロンドンに移り住んだ。イスラム教に改宗し、イスラム教に基づいた生活習慣や厳しい戒律を守る努力もしてきた。2人の結婚生活において妥協するのはジャネットばかり。ウィサムがジャネットのためになにかをする、ジャネットの要求に従うということはほとんどなかったため、堪忍袋の緒が切れてしまったのだろうという見解を示した。
そのきっかけとなったのが、ジャネットの母キャサリン・ジャクソンが、甥トレント・ラマーからの虐待を訴える裁判を起こしたこと。キャサリンは、ジャネットが出産した3週間後にロンドン入りし、ジャネットが手配したホテルに宿泊。虐待を打ち明けられたジャネットは心を痛めたが、ウィサムは心配するそぶりを見せないどころか、関わりたくないという空気を出したとのこと。これにジャネットが失望し、離婚を決意したというのだ。
キャサリンには長女のレビーが付き添っていたが、滞在は2カ月間にも及んだため、「虐待する甥が怖くて帰れないのだろう」と一部メディアは推測していた。しかしその実、離婚を決意したジャネットを精神的にサポートするため、そばにいたようだ。
そして多くのマスコミが注目しているのは、離婚に関する2人の取り決め。「Page Six」は、親族からの情報として、「ジャネットがウィサムから2億ドル(約220億円)の慰謝料をもらうことになるだろう」と報道。2人が結んだ婚前契約では、「婚姻生活を最低でも5年続けたら、ウィサムからジャネットに1億ドル(約110億円)の慰謝料を払う」「子どもが生まれた場合、慰謝料は2倍に増額する」と定められており、これが適用されるというのだ。
一方、米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は、2人が婚前契約を結んだのかは定かではないとしながらも、「ジャネットは2番目の夫レネ・エリゾンドとは婚前契約を結んでいた。だからウィサムとも結んでいたと考えるのが妥当」だと報じた。