朝ドラヒロインを2人輩出! TBS“大爆死”学園ドラマを業界中が再評価!?
「出演者から朝ドラ女優が2人も続けて出るというのは珍しいですよ。業界でも『やっぱりTBSの高校生ドラマは先見の明があるなぁ』と話題になってます」(芸能事務所関係者)
今秋スタートのNHK連続テレビ小説『わろてんか』のヒロインを演じる葵わかな。先日まで放送していた同テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインを務めた芳根京子は、15年7月期に放送された『表参道高校合唱部!』(TBS系)で共演している。
「このドラマには、ほかにも『まれ』(NHK)で土屋太鳳さんの子役時代を演じた松本来夢も出ていましたし、数年後の朝ドラヒロインの候補の1人といわれる、森川葵さんも出演。実際、ドラマの評価も高く、今になってもう一度見直すプロデューサーもいるみたいですよ」(テレビ局関係者)
TBSは現在、学園ドラマに関しては、一時の視聴率にとらわれないキャスティングを心がけているという。
「このドラマも数字だけ見たら全話平均で5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大惨敗でしたが、主演・芳根の現在の活躍は目を見張るものがあります。学園モノは、駆け出しの若手俳優・女優にとってはまさにチャンスの場であり、そこで目に留まれば、たとえ脇役でもその後の活躍が保障されますからね。同じく、高校生の野球ドラマだった『ROOKIES』(同)でも、脇役だった佐藤健なんかは、今ではメインだった市原隼人よりも活躍しています」(ドラマスタッフ)
実際、『ROOKIES』でブレークした佐藤はのちに、TBSテレビ60周年特別企画・日曜劇場『天皇の料理番』(同)に主演し、高視聴率を叩き出して、TBSに“恩返し”している。
「他局に比べてTBSは、逸材をいち早く見つけることに長けているのかもしれません。それは役者だけでなく、ドラマ原作にも言えます。『半沢直樹』『下町ロケット』の原作権をいち早く得ることで、大ヒットドラマを世に送り出せたのは、TBSの目のつけどころがよかったということでしょう。現在もTBSは、原作者・池井戸潤先生と、いい関係を築けていますよ」(TBS関係者)
今後もTBSの“学園ドラマ”には要注目だ。