ドラマ『火花』1%台の大コケ! ベストセラー原作でも「中身スカスカ」「見る価値なし」の酷評
NHKで2月26日から放送されている連続ドラマ『火花』(日曜午後11時~)。第5話までの平均視聴率が2.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、大爆死していることがわかった。
同ドラマは、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が書いた「第153回芥川龍之介賞」受賞作『火花』(文藝春秋)を実写化したもの。売れない若手芸人・徳永(林遣都)が、熱海で天才肌の先輩芸人・神谷(波岡一喜)と出会い、弟子入りを懇願する…… といったストーリーが描かれている。
「ドラマ『火花』は、もともとオンライン動画サービス『Netflix』で配信されていたものを再編集して放送されています。話題作が地上波放送されるとあって期待の声が多かったのですが、フタを開けてみれば大爆死。視聴者からは『まったく面白くない。民放なら打ち切りレベル』『日常のくだらない映像の垂れ流し。見る価値なし』と辛らつな声が噴出しています。視聴率は初回4.8%と午後11時台のドラマとしては好スタートを切ったのですが、第2話で2.9%に急降下、第3話は1.5%にまで下がってしまいました。第4話は3.4%と回復したものの、3月26日に放送された第5話では再び2.1%に急落しています」(芸能ライター)
大ベストセラーの実写化とあって視聴率も期待されていたが、爆死の原因はどこにあるのだろうか。
「視聴者の感想として『全3回くらいでまとめられる内容』『10回に分けると魅力がなくなるのが、よくわかった』『中身がスッカスカすぎて見てられない』といった意見が多く上がっています。もともと原作小説はストーリーに大きな起伏がなく、比較的静かで穏やかな日常を淡々と描いた作品。ドラマに大切な“次も見たい”と思わせる引きもなく、全10話に引き延ばしてしまったことが低視聴率の原因だと考えられます。また、『やっぱり林くんの演技が残念』『主役をもっと泥臭い俳優に変えるべき』といった声もあり、起伏のないストーリーと、主演の演技力が足りていないことも爆死の要因だといえるでしょう」(同)
11月には監督に板尾創路を迎え、菅田将暉と桐谷健太のW主演で映画化される『火花』。すでに『火花』というコンテンツ自体に「もうとっくに旬は過ぎた」との声もあるが、映画は大コケを回避してくれることを祈りたい。