木村『A LIFE』草なぎ『嘘の戦争』2ケタ完走、爆死フジはワースト独占! 1月期ドラマ視聴率ランク
元SMAPメンバーの主演ドラマなど話題作が目白押しだった1月スタートの連続ドラマ。各作品が最終回を迎え、平均視聴率トップは木村拓哉主演の『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)で、14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。SMAP解散後初の連ドラで、3位には草なぎ剛主演『嘘の戦争』(フジテレビ系)がランクインし、共に国民的スターの底力を見せつけた。
木村が初めて医師役に挑戦した『A LIFE』は、欲望や友情、嫉妬が渦巻く医師や看護師たちの人間模様を描いた医療ドラマ。木村演じる主人公・沖田一光の幼なじみで壇上記念病院の副院長・檀上壮大(浅野忠信)と、沖田の元恋人で後に壮大の妻となった深冬(竹内結子)との三角関係も見どころの1つになっていた。木村は天才外科医として真面目に患者と向き合う沖田を熱演したが、視聴者は浅野演じる壮大の“不自然な前髪”やダミ声、アクの強いキャラクターに注目。Twitterなどでは「まさお」に関する実況が賑わっていた。初回視聴率は14.2%で、“視聴率王”の異名を持つ木村にしては低いスタートを切ってしまったものの、最終回は自己最高の16.0%をマーク。堂々の首位を飾った。
平均視聴率2位は、吉高由里子主演の『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。東村アキコ氏による同名人気漫画の実写版で、アラサー独身女性の悲喜こもごもを吉高や大島優子、榮倉奈々が演じた。初回は13.8%で『A LIFE』に次ぐ2位と好発進だったが、最終回直前の第9話で初の1ケタ(8.5%)を記録。
また、最終話の放送当日、22日には吉高と共演者の坂口健太郎が同局の情報番組『ZIP!』に出演したが、吉高の言動に疑問の声が続出する事態に。日本テレビ・小熊美香アナウンサーがイケメンモデル・KEYを演じた坂口について「ド突かれたいです」とコメントすると、吉高が「ドーン!」と言いながら突然、隣の坂口を突き飛ばし、小熊アナも巻き添えを食らいよろめいてしまったのだ。小熊アナは現在第1子を妊娠中のため、「吉高、妊婦に何やってるの?」「妊娠してる人に向かって、坂口くんを押すとか性格悪い」などと批判が噴出。肝心の最終回は11.1%で幕を閉じ、全10話の平均は11.4%だった。
草なぎが主演を務めた『嘘の戦争』は平均11.3%(全10話)を記録し、3位にランクイン。初回は11.8%で4位だったが、スリリングな展開が視聴者を惹きつけ、全話2ケタで完走した。2015年1月期の草なぎ主演作『銭の戦争』に続く“復讐シリーズ第2弾”で、幼い頃に家族を殺された主人公が天才詐欺師となり、ターゲットに罠を仕掛けていくストーリー。同作は関西テレビ制作だが、同局は『銭の戦争』を手掛けた後のドラマ『戦う!書店ガール』『HEAT』などが次々と大コケしており、今作で久しぶりに平均2ケタに到達した。「相性が良い」とされているだけに、今後もカンテレ×草なぎのドラマに期待したい。