恐怖がじわじわと……

「レイプも殺されることも覚悟した」、キム・カーダシアンがパリ強盗事件の生々しい被害を告白

2017/03/22 19:09
「レイプも殺されることも覚悟した」、キム・カーダシアンがパリ強盗事件の生々しい被害を告白の画像1
ようやく人前に出られるようになったキム・カーダシアン

 昨年10月、滞在先のパリで強盗被害に遭ったキム・カーダシアン。「SNSや私生活を追わせたリアリティ番組で、高価な宝石類やリッチな生活をひけらかしていたのだから強盗事件は自業自得」という声も上がり、本人もその通りだと反省。事件のトラウマもあったのか、SNSの更新をストップ。長らく公共の場に姿を見せず、アンチまで心配させていた。そして復活するはずだった日に、夫でラッパー/音楽プロデューサーのカニエ・ウエストが精神錯乱状態に陥り、精神科病棟に措置入院させられるハプニングが発生。これまできらびやかだった彼女の日常に陰りが差している。

 そんなキムが、現地時間3月19日に放送された『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』シーズン13第2話で、パリで遭った拳銃強盗事件について赤裸々に語った。

 パリのファッション・ウィークを楽しむために、母クリスや姉コートニーと渡仏したキム。10月2日夜7時頃、3人はジバンシィのファッションショーを鑑賞するためパリの街に繰り出す。ショーには、キムの異父妹ケンダル・ジェンナーがモデルとして出演していた。妹のキャットウォークを初めて生で見たコートニーは大興奮。宿泊先のホテルに戻った一行だが、興奮冷めやらぬコートニーは、ケンダルたちモデルとのアフターパーティーへ合流することに。疲れているキムは宿泊先に残ったという。

 今回の放送で、キムはカメラに向かって「今、考えてみると。パリ滞在中、強盗団にずっとつけられていたように思うの」「私は宿泊先に戻って、(動画共有アプリの)スナップチャットをした。その直後にみんなが外出。専属ボディーガードのパスカルも一緒に出て行き、私が1人だけになったって彼らは知ったのよ」「絶好のチャンス到来ってわけだったのよね。だから迷うことなく押し入ったのよ」と推理した。

 コートニーを見ながら「みんなが外出して1人になった私はベッドに横たわって。あぁ疲れた、顔を洗おうかなってバスローブ姿で考えていて。10分後には、うとうとしてたの。ふと、バタバタと階段を上る音が聞こえてきて。あなたたちが酔っぱらって帰ってきたんだって思ったのよ」と回想。「(コートニーたちだと思って)呼びかけたのよ。でも、なにも返ってこない。何度言っても、なにも……次の瞬間、心臓が緊張して胃がひっくり返りそうになったわ。“なにかおかしくない?”って。異常事態だって気づいたの」と説明する。ドアの隙間から誰かが男たちに押し倒されているのを確認したキムは、警察を呼ぼうと試みる。「電話を取ったんだけど、外国の911が何番かわからない。だからパスカルに電話しようと思ったの。でもその瞬間、男性に電話を取り上げられて。私はベッドに押し倒された。あぁ、もうこれで終わりなんだって思ったわ」と淡々と語った。


 「後で(犯人に押し倒されていた)管理人から聞いたんだけど、強盗団は『ラッパーの妻はどこだ?』って言ったそう。管理人は手錠をかけられ、私との通訳をさせられたわ。『指輪を渡してください!』と彼も必死だった」「お金を出せと言われたけど、お金は持っていなかった。そしたら廊下に引きずられて。その時、彼らが拳銃を持っているのを見たの」と恐怖に満ちた表情で、泣きながら打ち明けた。この時のキムの表情だが、かっと目を見開き、明らかにトラウマにとらわれているように見える。

トラウマの現実に向き合う:ジャッジメントを手放すということ (創元こころ文庫)