コラム
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第132回
「認可園が決まったのにキャンセルしない保護者」に振り回される、認可外の現実
2017/03/18 16:00
このように変更したら、ほぼちゃんとした人が来るようになりました。それでも、髪が青く、歯が汚い人が来たので1分で帰したり、履歴書を忘れた人、職歴欄に保育と関係ないゲームセンターのバイトを書いている人(以前「ガールズバー○○○(店名)勤務」と書いていた人がいるので驚きはしませんでした)がいたり。高校や大学で履歴書の書き方や、職務経歴書の書き方はやらなかったのでしょうか? なんか、日本の将来が真剣に心配です。
最近、いいことが1つだけ。以前、有資格者のシッターさんで、「ベビーシッターというよりも、家政婦さんのような仕事を頼むので、●●さんの家には行きたくない」とゴネた人から3月末で辞めると連絡がありました。一応、定期で行っているお宅はあったのですが、そのお宅にシッター変更の連絡を入れたところ、悲しむ素振りがなかったので安心しました。家政婦の仕事をバカにしないでほしいし、お子様が寝た時間帯に、洗濯物を畳むぐらいいいじゃないか! と思いましたよ。不平不満のある人は、辞めてほしいです。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。
最終更新:2017/04/17 13:05