星野源にジャニーズが圧力!? 『夜は短し歩けよ乙女』上映会の「記事化NG」騒動の真相
星野源が声優を務めるアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』完成披露上映会において、「ジャニーズ事務所から、このイベントの報道に圧力がかかった」と記者たちの間で話題になっていたという。ところが、詳しい事情を探っていくと、どうやらジャニーズは単なる“スケープゴート”だったようだが……。
3月10日、都内で行われた上映会を訪れた記者によると、当日、宣伝担当者からスポーツ紙各社に、こんな“要請”があったという。
「なんでも上映会翌日は、ジャニーズタレント絡みの東宝作品の情報解禁日だそうで、『ジャニーズさんの方を大きく扱ってほしいので、今作について紙面で掲載するのはNG』と通達されたんです。Webサイトには掲載可とのことでしたが、当然現場を訪れたスポーツ紙記者は、納得がいかない様子。宣伝担当者が、『ジャニーズさん絡みの作品なので~』と、繰り返し大声で説明していたため、現場にいた記者たちは皆『ジャニーズが星野源に圧力をかけたのか』とささやき合っていました」(映画ライター)
そして翌10日、『夜は短し歩けよ乙女』を取り上げているスポーツ紙は皆無だったが、一方で「ジャニーズタレント絡みの東宝作品」の情報もまた、一切掲載されていなかった。
「不審に思い、宣伝会社にあらためて確認してみると、正しくは同日、山下智久主演の連続ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』(フジテレビ系)新シリーズの情報解禁があり、それにぶつからないように、『夜は短し歩けよ乙女』が掲載NGになっていたことがわかりました。なんでも、同映画にはフジが関わっているそうで、『映画より月9を取り上げてほしい』といった思惑から、マスコミに通達が行われたといいます」(同)
しかし、スポーツ紙記者によると、「星野や映画のことを紙面で記事にしたところで、『コード・ブルー』の扱いが小さくなることはまずないし、フジの圧力は明らかに空回りですよ。また、ジャニーズのせいにしてしまった宣伝会社も、もちろん問題です」とのこと。
なんとも人騒がせな騒動だが、今後『夜は短し歩けよ乙女』の宣伝活動がうまくいってくれることを祈りたい。