森友学園・籠池理事長にワイドショー関係者歓喜!「自発的炎上マン」「歩く地雷」
連日テレビや新聞を賑わせている学校法人「森友学園」だが、籠池泰典理事長の出現に今、マスコミが喜びの声を上げているという。「叩けば叩くほどほこりが出てくる。これは格好の素材ですよ」とは、さるワイドショー制作スタッフ。久々のニューキャラクター登場というわけのようだ。
さらにこのスタッフいわく、「地雷が歩いているようなもの。自発的“永久炎上”マン」とのことで、興奮しながらこう続ける。
「昨年は1月からベッキー、SMAP、2月は清原逮捕、3月はショーンK、乙武さんとネタに困ることはありませんでした。ただ今年は、ロケットスタートを切った昨年に比べると、トランプ大統領、清水富美加、金正男と、少しかためのネタで、話題性も思ったより引っ張れなかった。そこに来て、発言のたびに物議を醸す人が現れたわけです。正直言って、ありがたい」
籠池理事長は、そもそも同学園の「国有地“格安”払い下げ」疑惑から引っ張り出された人物だ。
「国有地だった場所を、森友学園がかなり安く購入していたんです。それも、土地本来の評価額と比べて8億円も安く買っていたというんですから、異常ですよ。さらに問題なのが、元国有地だったこの場所には来月、私立小学校が開校される予定なのですが(※10日、同学園は大阪府への設置認可申請取り下げ)、名誉校長を安倍晋三首相の昭恵夫人が務めることになっていました」(週刊誌スタッフ)
つまりは、一国の首相が払い下げに関与していたのではないかとみられているのだ。そこで、理事長を務める籠池氏にスポットライトが当てられることになったが、するとワイドショーは、その特異なキャラクターに飛びついた。
「まずは大阪弁であるということ。普通のことを話していても、怒っているように聞こえるので、人々の反感を買いやすい。さらには、その人間性です。どういう思想に基づいているかは、別で論じてもらうとして、自ら園長を務める幼稚園の園児をわざと田んぼに突き落としたり、放り投げたりする。そうした取材映像が公開されると、ますます彼の『特異性』が注目されました」(前出・ワイドショー関係者)
さらにワイドショー関係者が驚いたのが、籠池氏の“ユーチューバー”デビューだという。
「8日付のYouTube上では、紫の垂れ幕の前に立った同理事長が、いきなり、『みなさんこんにちは。長い間沈黙をしておりましたけれども、いよいよお話しせないかんときが来ました』と切り出し、その後延々およそ30分間にわたり、自分はマスコミの犠牲者であること、また幼稚園児への虐待がささやかれていることに関しては『保護者も理解してくれている』と猛反論したんです」(同)
だが、“森友劇場”は彼一人だけでは終わらない。なんと、籠池氏の妻と名乗る人物も登場したのだ。
「9日、理事長を伴って大阪府の担当者が建設中の小学校の立ち入り調査をしたのですが、その途中、籠池氏の妻と名乗る人物が割って入り、『マスコミに資料を出しているのはお前やろ』と、特定の課の職員を指さしながらガラケーで写真を撮るという暴挙に出たのです。それで視察は続行できないことになり、わずか30分で打ち切られたそうです」(同)
その妻は同学園付属の幼稚園の副園長を務めているという。
「もちろん、そもそもの発端である『払い下げ問題』の追及が最も重要なのですが、それにしても面白すぎる素材です」(同)
だが、10日に事態は急展開を見せる。小学校の設置認可申請を学園側から取り下げたばかりか、籠池氏がその理事長職を辞するという。この劇場はどう決着がつくのだろうか。
(後藤港)