Sexy Zone・佐藤勝利『ハルチカ』、舞台挨拶中継チケット売れ残り……作品も「ひどすぎ」の声
SexyZoneの佐藤勝利と女優の橋本環奈がW主演を務める映画『ハルチカ』が、3月4日に全国公開された。「顔面レベルが高い」と言われる2人の並びだけに、公開当初から話題になっていたが、ネット上では実際に作品を見た人から賛否両論の声が出ているという。
同作は、幼なじみでホルン奏者のハルタとフルート初心者・チカが廃部寸前の清水北高校吹奏楽部を立て直し、コンクール出場を目指すストーリー。映画初出演となる佐藤は気弱で繊細な男の子・ハルタを演じ、橋本は負けん気の強い女の子・チカ役で、ハルタに蹴りやパンチを入れる活発なヒロインを演じた。原作は初野晴氏による青春ミステリー小説で、コミックやアニメ化もされた人気のシリーズとあり、佐藤&橋本のファンだけでなく原作ファンからも映画の仕上がりに注目が集まっていた。
公開後、4~5日の週末興行ランキングでは8位に初登場し、同日公開の『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』など強敵がいたため上位入りを逃したが、113館規模の作品にしては健闘。
「原作はハルタとチカが校内で起こるさまざまな日常の謎を解決したり、ハルタが男性でありながら吹奏楽部の顧問・草壁に思いを寄せるなど、チカを含めた三角関係を描いています。しかし、今回の映画版では原作とやや設定が異なり、爽やかな青春ムービーになっていました。原作ファンの間では『原作とかけ離れてるから「ハルチカじゃない」って思うけど、また別のジャンルの作品として見ると面白い』『実写「ハルチカ」が原作ファンにとってクソ映画と判断したのでおすすめしない』と、評価が二分しています」(ジャニーズに詳しい記者)
原作ファン以外からも、「どの世代が見ても心を動かされる映画だと思う」「部活に奮闘する青春さ、真っ直ぐな生徒たちに心が洗われるような作品だった」などと称賛する声や、「そのシーンいる? ってのが何回もあった。ダブル主演とうたっているものの、ほぼ環奈ちゃんがメイン」「全然胸キュンしなかった」「見なきゃよかった」などと、厳しい声が上がっている。中でも物議を醸しているのがラストシーンの“ある演出”で、「ポカーンだった」「ラストがひどすぎた」「ラストが微妙な終わり方で残念。ハズレ映画だった」と、否定的な感想が多く見受けられる。
「同作は公開初日と2日目に新宿などで舞台あいさつが行われ、2日目は一部の劇場をのぞき、全国の映画館で生中継を実施していました。しかし、上映ギリギリの段階でも『舞台あいさつ生中継のチケット残ってた』という書き込みがネット上に数件あった状況で、人気アイドルの共演作にしては寂しい結果になりました。Sexy Zoneのセンターを務める佐藤の初主演映画にもかかわらず、チケットがさばけないとは人気に疑問符が浮かびかねません」(同)
佐藤&橋本らキャスト陣は今作のために楽器を猛特訓。その努力が“大ヒット”という形で報われると良いのだが……。