高橋一生の腕毛は“甘い情緒”なのか? 「an・an」官能特集がまさかのドンデン返し!
■モロに色気を出さないのが「an・an」流
「私が男に官能を感じる瞬間。」という特集には、「真冬で物凄く寒い日の寝起きに、冷えた500mlのペットボトルの水を一気に飲み干したりする瞬間。」という意見があり、思わず1人でツッコみました。そんな男、めったにいなくないですか!? しかもそこに官能を感じるなんて、通すぎる気も……。さらっと読み飛ばし、「意中の人を虜にする“媚薬”的活用術。」にいってみましょう。
こちらの特集では、「香りつきの紙を名刺入れに入れておき、名刺交換のときにふんわり香らせて印象づけする」「バーカウンターでお酒を頼むときは、指先を可憐に見せる脚つきのグラスのお酒をチョイス」「寝間着をスリップにし、色気を高める」などのアドバイスが掲載されていました。大人は露骨なアピールはせず、香り、酒、ランジェリーを用いつつ、日常のささいなひとコマでさりげなく男性の心をつかもう! ということなのでしょう。
そして「an・an」らしく、カルチャー面からも官能に迫っていましたよ! 編集部の熱を感じた「小説で浸る、官能の世界。」では、作家・花房観音などの著名な文化人が7人も登場し、おすすめの官能小説を3冊ずつ紹介しています。どの作品も扇情的なシーンが抜粋されており、読んでいてドキドキしました。「世界も認める日本の誇り!? 官能カルチャー最前線。」では、江戸幕府公認の遊郭であった吉原や、最近は女性人気も出てきたストリップショーなどが紹介されています。
■結局、モロに迫った方が手っ取り早いの?
そんな多方面から官能を探求する「an・an」ですが、最後に、「男が女に官能を感じるとき。」という男性100人へ実施されたアンケートが面白い結果になっていたので紹介します。
それは「女性に官能を感じるのはどんなとき?」という質問に対する回答で、「日常の何気ない仕草を見たとき」が52%、「色気ムンムンで迫られたとき」は48%と大接戦していました。今週号は、まず女性が男性のする「日常の何気ない仕草」に官能を感じていることをあらためて示唆し、男性にも露骨でないアピールをして官能を感じさせようと、推しに推していたわけです。しかし、そういったアピールが好きな男性と同じくらい、「モロな色気」にグッとくる男性がいるとのこと。また「女性に官能を感じるパーツは?」という設問の1位は胸で、コメントに「男にとって女性の胸は生きる糧に匹敵」とあり、直接的すぎてもはや脱力感すらあります。ひょっとすると、「an・an」の提唱する官能と男性の思う官能には、ズレがあるのかもしれませんね。
「an・an」編集部のみなさん。ここまで紹介しておいてアレなのですが、男性の心をつかむにはもう、まどろっこしいことをせず、バーン! と色気を出した方が、手っ取り早くはあるんじゃないですかね? そういう特集も見てみたいので、よろしくお願いします!
(小麦こねる)