『べっぴんさん』さくらの成長エピソードが「雑すぎる」!? 視聴者が辟易した脚本のアラ
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■3月1日(水)/124話~3月3日(金)/126話
124話では、キアリス新入社員であるすみれの娘・さくら(井頭愛海)と若手社員たちが、キアリスの仮店舗に人がほとんど訪れず、思い悩む姿が描かれた。そこで大阪万博で来日している外国人の目にも留まるよう、日本語・英語版の両方のポスターを作ることに。このアイディアが見事に的中し、仮店舗は大きな評判を得るが、視聴者からは「あっさり成功しすぎ」「このエピソード必要だった?」「なんの成長も感じられないんだけど……脚本が雑すぎる」との声が。一方、すみれたちは、万博でショーを演出することになっているエイスの社長・栄輔(松下優也)から、子どもたちに着せる衣装の提供を依頼される。
125話では、すみれたちの奮闘もあり、万博でのショーは無事成功。そのショー会場ですみれたちは、すみれの姉・ゆり(蓮佛美沙子)とその夫・潔(高良健吾)が戦後住んでいた大阪・梅田の闇市を取り仕切っていた男・根本(団時朗)と再会する。根本はすみれたちに、「時代が人の手を離れていくような不安感」を訴えるのだった。煌びやかで物があふれているショーの会場を、年老いた根本が足を引きずりながらゆっくりと歩いていくシーンには、「物のない時代から使い捨ての時代への移り変わりを表現してるのかな」「どっちがいいかはわからないけど、時代は変わってゆくんだ」「若者がゴミをポイ捨てする中を、根本が歩いていくのが印象的でグッと来た」と感慨にふける視聴者が続出した。
126話には、キアリス新商品開発に挑むさくらの姿が。さらに学生時代から付き合っていたさくらと健太郎(古川雄輝)が、ついに両親とキアリスの人々に交際をカミングアウト。健太郎はさくらと結婚させてほしいと、すみれたちに訴えるのだった。
2月28日にはオールキャストがクランクアップし、放送も残り約1カ月となった『べっぴんさん』。最終回に向けて、まだまだ目が離せない。