芸能
[連載]イケメン図鑑

映画『ひるね姫』の満島真之介さんに直撃♪ 夢は“胸キュン系”アニメの吹き替え!?

2017/03/16 17:00

『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』(c)2017 ひるね姫製作委員会

――ところで、満島さんは好きなアニメはありますか?

満島 そんなに詳しいわけではないのですが、僕が小学生の頃『ONE PIECE』(フジテレビ系)が始まったんですよ。あと『忍たま乱太郎』(NHK Eテレ)も見ていましたね。あの頃はただ楽しくて笑って見ていましたけど、今こうやってアフレコの仕事で声優さんに会うと「あのキャラの声の人だ!」とうれしくなったり、アフレコをしながら「自分が子どもの頃に夢中だったアニメは、こうして大人たちが懸命に作り上げていたんだな」と感動しています。

――声の吹き替えをやりたいくらいお気に入りのキャラクターはいますか?

満島 ときめき系のアニメの声優をやってみたいですね。実写では、ラブな内容のものは恥ずかしいのですが、アニメだったら演じてみたい。僕の実生活と正反対の、胸キュン系の物語で、僕が演じるキャラクターに対して女の子たちが「キャアアア!」というような(笑)、甘い言葉を囁くとか、挑戦してみたいです。実写だとやりたい役は全然違ってくるんですけどね。

――実写では、どんな役を演じたいと思っていますか?

満島 出会いを大切にしているので役を限定したくはないのですが、もしできるとしたら学校の先生を演じたいです。小学校の先生で、できれば1年の担任。入学したばかりのフレッシュな子どもたちと共演したい。水谷豊さんの主演ドラマ『熱中時代』(日本テレビ系)みたいな役をやりたいんですよ。ああいう感じのドラマって、最近少ないので。でも、そろそろ教育についても見直される時期なのではないかなあと思っているんです。

――実写とアニメの仕事では、やりがいや楽しさの質は違いますか?

満島 アニメは完全フィクションの世界で、実写はフィクションでも生で俳優が演じているので、そこにはかなり差があります。お客さんに物語を届けるというのは一緒だけど、そこに至るまでの工程が違うんです。アニメの吹き替えの現場は、主演も助演も演じる人がみんな一緒のブースの入るのですが、それが驚きだったし、とても楽しかった。仕事のあと、みんなで食事に行ったりして、声優の仕事のこと、この業界に入ったきっかけなどいろんな話を聞きました。これまで、俳優と声優の間には見えない壁があるような気がしていたので、その壁をとっぱらうというか、扉を開きたかったんです。お互いに刺激を受けたり、影響を与えたりして、何かおもしろいことができるんじゃないかと。アニメと実写の垣根を越えて作品を作りたいです。

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