『就活家族』黒木瞳が、“嫌われ女優”前田敦子より視聴者をイラつかせているワケ
三浦友和主演の連続ドラマ『就活家族~きっと、うまくいく~』(テレビ朝日系)の第7話が2月23日に放送され、平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。先週まで2話連続で8.4%に落ち込んでいたが、なんとか息を吹き返した。
同ドラマは、大手メーカー勤務の主人公・富川洋輔(三浦)、その妻で私立中学教師の水希(黒木瞳)、宝飾メーカー勤めの長女・栞(前田敦子)が職を失い、大学生で就職活動中の長男・光(工藤阿須加)を含めて“家族全員が無職”という状況に陥り、家庭が崩壊していく様子が描かれる。
「ドラマ開始当初から、ネット上ではAKB48出身の前田に対して、『演技がひどすぎて見ていられない』といった批判が相次いでいましたが、物語が佳境に入ってきたこともあり、ようやく内容についての感想が多く飛び交うようになってきました。ここ最近、視聴者の注目を集めているのが、洋輔の失業を責めてばかりいる妻の水希。『洋輔がリストラを打ち明けられなかったのは、水希が“大手企業に勤める夫”にこだわっていたからだろ』『こんな時に夫を支えてあげないなんて、最悪な妻だな』などと反感を買っています」(芸能ライター)
さらに水希は、第7話でアルバイト先の花屋から正社員採用の打診をされたにもかかわらず、教育者への未練から、これを辞退。このことに対し、ネット上では「家族全員無職なのに、せっかくの正社員途用を断るとかバカなの!?」「夫に文句ばかり言っておいて、自分ももっと現実を見るべき!」と、ブーイングの嵐が巻き起こった。
「ところが水希は、一度断っておきながら、結局花屋の正社員になることを決意。こうした態度にも、『虫がよすぎるし、イライラする!』『どう考えても自己中。ますます調子に乗りそうだし、どこかで失敗してほしい』といった厳しい意見が出ています。制作サイドが、水希をそういったキャラとして意図的に描いているのであればいいのですが、視聴者からは『ムカつきすぎて見るのをやめた』といった声も上がっているのは問題でしょう」(同)
また、「黒木瞳が嫌いになった」「気が強そうだし、裏の顔が怖いイメージ」という声もあるように、水希を演じる黒木に対し、ネガティブな感情を持つ者も多い。
「とはいえ、やはり元宝塚歌劇団のトップ女優ですから、演技面での批判は少ない。同じ“嫌われ女優”でも、視聴者を苛立たせるだけの前田と比べれば、黒木は『さすがベテラン女優』といえますね」(同)
視聴率自体は上向きになったものの、視聴者からの批判や苛立ちの声が巻き起こっている『就活家族』。最終回に向けて、“視聴率大暴落”といった事態にならなければよいのだが。