あれだけたぎっていたのに! クリス・ブラウンがソウルジャ・ボーイとのボクシング対決を突如放棄
新年早々、ネット上で勃発した歌手クリス・ブラウンとラッパーのソウルジャ・ボーイの罵り合い。そもそもの発端は、クリスの元恋人カルーシェ・トランがインスタグラムに投稿したセクシーなビキニ写真。コメント欄に、ソウルジャが「目がハートになっている絵文字」を残したことでクリスが大激怒し、2人はTwitterやインスタグラムで低俗な罵り合いを繰り広げてきた。
交際していた歌姫リアーナへのDVや一般人への暴行事件など、すぐに手が出ることで知られるクリスは、ソウルジャの生意気なディスに大激怒。友人でボクサーのエイドリアン・ブローナーに「段取りヨロシク」と呼びかけた。金になると踏んだエイドリアンは、すぐに「クリスVSソウルジャ」のボクシング対決を手配し、「3月に開催する」「会場はドバイになるだろう」と大々的に宣伝した。
クリスのトレーナーは、対戦相手の耳を噛みちぎったことで知られる、ボクシング界の生きる伝説マイク・タイソン。ソウルジャのトレーナーには無敗無敵の最強チャンピオンであるフロイド・メイウェザーが就き、世間は豪華な顔ぶれに大興奮。マイクは、「オメェのケツをノックアウトする技を/オレ様が(クリスに)伝授してやっからよ/待っとけよフ●ッカー!」という絶望的にヘタなラップを披露し、ソウルジャの闘争心を煽った。
2月に入るとソウルジャは、「オレは先週、試合の契約書に署名した。でもクリスはまだサインしてねぇんだよ」とTwitterでぼやいていた。クリスが契約書にサインしない理由は、金銭面の調整を行っているからという臆測が流れていた。しかし、ここまで世間を盛り上げておいて、クリスはまさかの「試合棄権」を発表したのである。
ソウルジャは20日、Twitterにて「昨夜、クリス・ブラウンのマネジャーがオレのマネジャーに電話をかけてきた。『試合はやめだ、契約書にも署名しない』って。これ以上、このクソに関する質問をオレにしないでくれ」と吐き捨てるようにツイートした。驚いたファンが、可能性は完全になくなったのかと聞くと、ソウルジャは「しねぇよ。ボクシングの契約にサインしないんだってよ」と投げやりにツイート。その後、「クリスとの試合についてもう語ることはねぇ」と言い、26日にリリースを控えた自身のミックステープ「Big Soulja」のプロモーションにシフトした。
世間から叩かれたクリスは21日に、SNSに動画を投稿。クリスは自撮りしながら、「みんなにはさ、クソみたいなウソを信じてほしくねぇからよ」「あいつらが何を言ってるのか、オレにはさっぱりわかんねぇ。クソまみれのウソなんて信じるんじゃねぇぜ、ブロウ」と語りかける。そして、「オレはソウルジャ・ボーイとの試合を辞退したんだ。今からその理由を教えてやる」と偉そうに言い放ち、「好ましくないやつらが、仲介業者とかが間に入ってきてさ。そいつらが、利益の分け前ほしさに首を突っ込んできやがったんだよ」と苦笑いしながらあごをさすり、「マジ、クソまみれのウソなんて信じるんじゃねぇぜ、ブロウ。オレはいち抜けたんだ」と説明した。