娘の学童での羽根つき大会、親が「うちの子はヘタ」と参加させないのはもったいない!
とはいえ、大会に出ない子も何人かいます。1年生の男の子は大会には来ているのに、試合には出ない。この子のママも無言で試合を見学している。なにしに来たんだろう? マジでナゾ。そしてココと仲がいい男の子もこの日は欠席。前日にその子のママに「明日の羽根つき大会は出るよね?」とLINEでメッセージを送ったら、「うちは休みます」と来てびっくりしました。休む理由はわからんが、試合に出れば子どももいい経験になるんだし、親が予定あるなら子どもだけ参加すればいいのに。
ほかにも「うちの子はヘタだし、試合でもどうせ負けるからはじめから出ない」という人もいました。勝つか負けるかは試合に出てみないとわからないじゃん! 出る前から親があきらめるというのはいかがなもの? オレだったら、子どもがヘタでも「とりあえずやってみろ!」と、無理やり出させただろうな。実際、勝っても負けても表情に出ない子もいました。このタイプはココが通っているバレエ教室にも何人かいるんですが、顔に感情が出ないってどういうことなんだろうか? 笑いもしないし、オレが話しかけてもリアクションない。単におとなしいのかね? オレの両指にジャラジャラしている指輪を見て怖がってたって子もいたので、単純にオレのことが怖かったってこともあるのかもな!
羽根つき大会の後は、保護者の方が住んでいるマンションの会議室を借り切って、学童の新年会です。料理や飲み物を持ち込み、子どもたちも一緒。うちもココと夫婦で参加しました。持ち込み料理はなにを持っていくか悩んだけど、ケンタッキーにしました。
会場では親と子どもは別々に座っていて、オレの隣には3年生の子どもがいるママさん。実はこのママ、オレの担当美容師さんと知り合いだったことが発覚。「私の上司がその美容院に通っていて、上司がたまたま叶井さんの隣に座っていたんだって」とのこと。なんだか世間は狭いよなあ、誰が見てるかわからないから、悪いことできないよね。ま、しないけどさ。
また、初対面のママさんが、「指輪をいっぱいつけてますが、格闘技とかやってます?」と話しかけてきました。
「え? いやー、やってないですよ」
「私は子どもを守るために、空手と武道を習ってます!」
「へー、子どもを守るために? 空手を使う状況なんてありますかね?」
「あります! 例えば電車の中で突然子どもを連れて行こうとする暴漢がいるかもしれない。その時に空手の瞬発力で子どもを助けることができるんですよ」
「電車の中で? それはない! そんな状況はない!」
とにかく、このママの格闘技話がすごくて、オレは「格闘技をマスターしていても、他人を殴ったら逮捕されますよ! 口で言い負かすことが大人のケンカですよ」と注意するも、「口でわからないから空手なんです。やってみませんか?」「いや、オレは護身用にスタンガンと三段警棒、催涙スプレーを持ってるから大丈夫なんで!」と伝えると、「ガハハ!」と爆笑。
オレが困ってると、そばにいたママさんが格闘技ママに向かって「あなたは格闘技を使わなくても強いでしょ! 空手なんぞ習う必要ない」と一蹴。で、また「ガハハ!」と爆笑してる……。それを見ていた妻が「あんた、すごいね。酒を飲んでないのに見知らぬ人と盛り上がってる」とポツリ。話が通じていたのかは不明だけど、まあいろんなママさんがいるんだなと実感しましたよ。