『べっぴんさん』これこそ朝ドラの醍醐味と絶賛された、登場人物たちの“旅立ちシーン”
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■2月11日(土)/109話~2月14日(火)/111話
109話では、すみれの娘・さくら(井頭愛海)の初恋の人・二郎(林遣都)と、その恋人・五月(久保田紗友)の姿が描かれた。2人は、憩いの場である喫茶店ヨーソローを引き継ぐことに。そんな中、すみれの父・五十八(生瀬勝久)は近江の実家で静かに息を引き取るのだった。
110話では、時代が進み、さくらは高校3年生に。デザインの勉強をするために上京を決めたさくらを応援しつつ、寂しさを感じるすみれ。一方、さくらの幼馴染の健太郎(古川雄輝)と龍一(森永悠希)は自分の将来について悩んでいた。そんなある日、すみれとさくらは、五十八に長年仕えてきた執事の忠一郎(曽我廼家文童)と女中の喜代(宮田圭子)が、「2人で旅に出よう」と話し込むのを耳にする。
111話では、龍一が「世界中を旅したい」と言い出す。最初は母・良子(百田夏菜子)と父・勝二(田中要次)に聞く耳を持たれなかったが、忠一郎と喜代が旅に出ることを「キアリス」に報告しに来たことをきっかけに、両親も龍一の旅立ちを許すのだった。龍一が、自分のことを育てながらやりたいことをやり抜いた良子への思いを伝えるシーンには、視聴者から「お母さんが好きなことやってるところが一番好きって言い切れる龍ちゃん、本当に真っ直ぐ育った!」と喜びの声が。さらに、『べっぴんさん』放送初期からの登場人物である忠一郎と喜代の新たな旅立ち、赤ん坊の頃から視聴者が成長を見守ってきた龍一の姿を丁寧に描いた同話には「これこそ朝ドラの醍醐味!」「毎日見てるからこそ、心に響くものがある回だった」と絶賛の声が飛び交った。
さまざまな人が旅立ちを決めた111話。次回は、キアリス創設者の中で唯一独身の明美(谷村美月)の恋愛模様が描かれる模様。どのような展開になるのか、視聴者の期待が高まる。