新人風俗嬢が出会った、「のどちんこ」を見ないと興奮しない“LLサイズ”の気弱な巨根男
何度も何度ものどちんこを見せてと言われたり、まるで漫画の「おぼっちゃまくん」かとでもいうような、強烈なべろんべろんの舌を絡ませたキス。何度も何度も「唾液ちょうだい」と言われ、彼の口の中に私の唾液を垂れ流す。
これは彼女ができたとして、もしやったら引くだろう。
当時、人を疑うことをまったくしなかった私は、毎回2~3時間のロングコースをリピート指名してくることに、気をよくし安心しきっていた。Mサイズのゴムじゃ入りきらないLLサイズのデカイちんこのお兄さんに、突然、押さえつけられ生で挿入され、そのまま強引に中出しをされてしまった。
ところが、でかいちんことは真逆の気弱な性格。
非難した私がまるで悪者にでも見えるかのような落ち込みっぷり。ブチ切れて怒った私をそれ以来、お兄さんは二度と指名することはなかった。
それっきり、あっさりさようなら。風俗なんて結局そんなもんだ。
◎新人風俗嬢が大好物の男たち
風俗ではプレイ前とプレイ後にお客さんと一緒にお風呂に入る。1日平均10回前後もシャワーを浴びまくっているので、別に汗・皮脂ではそんなに汚れていない。
それでも深夜、家に帰ると体が汚い気がしてシャワーでゴシゴシ洗っていた。口の中もそう。念入りに歯磨きをして、フロスして、マウスウォッシュして寝ているのに翌朝には口の中からちんこの臭いがして気持ち悪かった。
洗っても洗っても、臭くて汚い自分。そして洗いすぎて細菌性膣炎になった。強烈な臭い。いわゆる性病臭とでもいうのか、生臭い魚のにおいがまんこからする。
風俗を始めてまだ1カ月ちょっとで、もう性病にでもなったのかとパニックなった。ほかにもHIVのことなど考えると、怖くて夜も眠れなかった。性病のことを考えると、考えが暴走してパニック発作を起こしたこともあった。
ちんこをしゃぶりすぎて、口がちんこ臭くて食事も食べる気にならない。陰毛が常に口の奥にあって取れない錯覚。
目をつむると、ちんこと陰毛が目に焼き付いている。ちん毛が口に入ると気持ち悪すぎて、嘔吐しながら仕事をしていた。病院代に借金返済、生活費を稼がないと、誰が私の家賃を払う? 心療内科でもらったいろんな薬を飲みながら、気持ちを奮い立たせて無理をした。そして、今だったら有り難いほどの、出勤すれば予約で即完売するほどのビギナーズラック。
風俗業界には、風俗未経験の新人が大好物の男たちの多いこと。気が付けば、ほかの子の平均収入1カ月分を1週間で稼ぐほどのナンバーワンになっていた。
*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画」