NEWS・加藤シゲアキ、『嫌われる勇気』放送中止の危機!? 出演作が“災難続き”の怪
NEWS・加藤シゲアキが出演中の1月期ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)。ベストセラーの『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)を原案とした刑事ドラマだが、作品に関連する日本アドラー心理学会から“抗議”を受けていたことが、このほど明らかになった。同学会は2月3日付でフジテレビに対して「放映の中止」や「脚本の大幅な見直し」を要請しており、NEWSファンにも衝撃を与えている。
香里奈が主演を務める『嫌われる勇気』は、心理学者のアルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した著書『嫌われる勇気』を、刑事ドラマにアレンジした作品。同著はアドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏とライターの古賀史健氏の共著で、続編の『幸せになる勇気』(同)と併せ、180万部を突破している大ベストセラーだ。ドラマでは香里奈がアドラー心理学を体現する主人公・庵堂蘭子を演じており、公式HPでは彼女のキャラクターについて「組織になじまない一匹狼タイプで、周囲の意見には耳を貸さず、自分が信じる道を行く」と、説明。加藤はそんな主人公とコンビを組む刑事・青山年雄役で、2人のやりとりも見どころの1つとなっている。
「視聴率は第5話(2月9日放送)まで、全て1ケタにとどまっています。1月21日放送の『新・フジテレビ批評』(同)では、同作に関して視聴者から『主人公がただの失礼で無責任な人物像でビックリ。アドラー理論の理想像は最終的に集団や社会に貢献して自己存在を肯定していくということだったはず』という厳しい声も出ていました」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、日本アドラー心理学会が、2月10日に「フジテレビへの抗議文」をHP上にアップした。書面はドラマの制作陣に向けたものだが、内容に関して「きわめて重大な問題があると認識いたしまして、善処をお願いいたしたく本書状をさしあげます」「貴番組のアドラー心理学理解は日本及び世界のアドラー心理学における一般的な理解とはかなり異なっているように思えます」などと、指摘。一般的ではない見解をテレビを通じて「普及宣伝」することは「日本のアドラー心理学の啓発・普及に対して大きな妨げになる」と、考えているという。さらに、同学会は問題点を挙げた上で、「放映の中止か、あるいは脚本の大幅な見直しをお願いしたいと思っております。早急にご検討いただき、善処いただければさいわいです」と、主張している。
13日時点で、同作の“打ち切り”や今後の方針は発表されていない。しかし、今作のオープニングテーマにはNEWSのシングル「EMMA」が起用されるなど、NEWSにとって関わりの深い作品だけに、ファンは気が気でないようだ。
「連続ドラマではないものの、加藤は昨夏の『24時間テレビ 愛は地球を救う』(フジテレビ系)内のスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』で主演を務めた際、共演者の高畑裕太が強姦致傷容疑で逮捕される事件が発生。急きょ、メンバーの小山慶一郎が代役となり、撮り直しが行われるというアクシデントに見舞われたことがありました。そのため、ファンは『シゲちゃんのドラマに抗議文。「ヨシノリ先生」もそうだったけど苦労が舞い込むよね』『脚本できた時点で見せてなかったのかな? シゲのドラマ、トラブル続きで可哀想……』『なんでシゲが出るドラマはトラブルになるの? シゲが可哀想すぎる』と、嘆いています」(同)
その加藤本人は、2月1日に更新した公式携帯サイト・Johnny’s webの連載「NEWS RING」にて、「ドラマは7、8話あたりを撮影しています」「どんどん新しい展開になってくるので、楽しんでもらえると嬉しいなぁ~」と、ファンに報告していた。
新曲の「EMMA」は7日付のオリコンデイリーシングルランキングで9.0万枚を売り上げて1位に初登場し、11日付の時点で14万枚を突破するなど、週間1位が確実視されている。加藤の出演に加え、NEWSの楽曲が使用されたドラマだけに、打ち切りとなればファンのショックも大きいだろう。今後の動向に注目が集まる。