清水富美加が招いた“レプロの地獄絵図”――幸福の科学出家騒動が業界に起こした波紋
清水富美加の芸能界引退報道が世間に衝撃を与えている中、業界関係者の間でも、彼女がテレビや映画界の第一線から去ることを嘆く声が続出しているという。
「2月12日付のスポーツ各紙が、清水が宗教団体『幸福の科学』の信者であり、出家のために芸能界から引退すると報じて以降、テレビやネットなど各媒体もこぞって同ニュースを取り上げています。教団サイドと清水の所属事務所・レプロエンタテインメントは、“契約内容が悪質だったか否か”で意見が対立しており、今後も引き続き泥仕合が展開されそうです」(テレビ局関係者)
教団側は、清水の引退を否定しており、「体調の回復を待ち、宗教者としての修行を積む」ことを前提に、「信条上合致する、考え方の合う映画やドラマなどに出演する可能性はあります」と表明している。
「しかし、こんな大騒動を起こしてしまっただけに、これまでのように第一線での活動はほぼ不可能。今春公開予定の映画『暗黒女子』など、主演作が多数控えていたことからもわかるように、本人や事務所にとって2017年は“勝負の年”となるはずだったんですが……。業界にとっても、清水を失うことは大ダメージです」(同)
清水の関係者は、各現場でも、「今年は本気なので、よろしくお願いします!」と言って回るなど、張り切っていたという。
「出演作の公開を待たずにこのような状況になってしまい、清水が公の場に姿を現すことは当分ないとみられます。となると、主演不在で宣伝活動を行うことになりますが、そんなことは前代未聞。お蔵入りになる可能性も否定できませんし、まさに最悪の状況です」(同)
また、清水の急な出家宣言で、各所への謝罪に駆けずり回ることになったレプロも、「意気消沈といった感じ」のようだ。
「現在、レプロの看板タレントは女優・新垣結衣のみ。のん(能年玲奈)とケンカ別れになったことが相当痛手だったようで、レプロは若手育成に血眼になっていました。そんな中、ようやく清水が花開くか、ポスト新垣としての第一歩を踏み出せるか……という矢先に、今回の騒動が勃発してしまったわけです。各メディアの報道合戦ぶりからも、清水がいかにレプロの重要人物だったかわかりますよね。清水は15年のNHK連続テレビ小説『まれ』や、16年のドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)などで着実にステップアップしていましたし……。だからこそ、このタイミングで業界から去ることは、レプロにとっては“あってはならない”ことなのです」(同)
すでに公開が発表されていた作品を楽しみにしていたファンも多いだけに、せめて“お蔵入り”にならないことを祈るが、果たして……。