西川貴教「女子大生ポイ捨て」記事のしょぼさが示す、“女遊び告発”のポイント
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
“人工透析ヘイト”で仕事を失った元フジテレビアナの長谷川豊氏が、日本維新の会から出馬表明、同じく沖縄ヘイトの東京新聞・長谷川幸洋氏は「ニュース女子」に対する同紙の“深く反省”との表明に激しく反発した。共通するのは、自らの言動を“言論や表現の自由”と抗弁していること。こんなのがメディア界からウジャウジャ出現してくるのは異常だ。
第351回(2/2~7発売号より)
1位「西川貴教へ! 19 才女子大生ポイ捨て悲痛告白『私は一体あなたの…』」(「女性セブン」2月16日号)
2位「上戸彩 HIROとの『夫婦修復』3泊5日LA家族旅行現場撮!」(「女性自身」2月21日号)
3位「工藤静香 『インスタ爆弾』にちょ、待てよ!」(「週刊女性」2月21日号)
有名人に対する愛人や恋人からの告発は、これまでたびたび週刊誌を賑わしてきたが、最近はなんだかしょぼい。その典型が「女性セブン」の西川貴教に対する“ポイ捨て”女子大生からの告発だ。
なんでも知人の飲み会で知り合った2人はLINEを交換。その後、西川の猛アタックが始まり、昨年12月下旬に西川の自宅である超高級マンションで結ばれた。その際、避妊はなかったといい、そのまま映画鑑賞に高級寿司を楽しんだ。19歳女子は確かに舞い上がってしまっただろう。その後も、元日に自宅に、コンサートにも招待された女性。しかし1月中旬「私たち、体だけの関係じゃないよね?」の女性からの質問以降、西川から連絡が途絶えた。
よくある話だが、西川はゲスだ。しかもさまざまなルール違反を犯している。ホテルじゃなくて自宅へ招く。元日も自宅に招く。コンサートに招く。しかも28歳も年下の未成年の女性をだ。しかも「体だけの関係?」と聞かれただけで連絡しないって、40 過ぎの有名人が何をやっているのか。ってか、きっと同じようなことを繰り返しているんだろうな、一般人に。
しかも話がしょぼい。何しろ“付き合っていた”はずの期間は1カ月弱。だから、告発内容も薄い。全然センセーショナルじゃない。遊ばれちゃってお気の毒だけど、まだ若いし、そんな男のことはさっさと忘れて、でも教訓にして次の人生を歩みなさいと言いたい。しかも1月中旬に連絡が途絶えて、2月2日発売の「セブン」に告発しちゃうって、早すぎない? 今後の人生はもっと慎重にね。
おそらく西川にとっても、大した打撃になっていない。こんな話題性のないネタを2番目の特集にもってくる「セブン」。ネタがなかったのかな。