日テレ『スーパーサラリーマン左江内氏』初回から4%暴落!! 土9ドラマの“トホホな迷走”
堤真一主演の連続ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)が、回を重ねるごとに数字を落としている。「初回は平均視聴率12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進だっただけに、局内でも落胆ムードが強い」(テレビ局関係者)という。
同ドラマは、藤子・F・不二雄のSF漫画『中年スーパーマン左江内氏』(双葉社)を実写化したもの。主人公の左江内英雄(堤)は、怪しい男から“正義の味方”を引き継ぐことになり、“鬼嫁”の円子(小泉今日子)、思春期の娘・はね子(島崎遥香)らに隠れて世間の平和を守る……というストーリーだ。
「1月クールのドラマ初回視聴率が出揃った時点では、『左江内氏』は第3位の好成績を収めていました。しかし、第2話で9.6%に急落し、第3話は9.2%、最新の第4話では8.9%と、初回から4ポイント減という惨状です」(同)
前クールの同枠では、唐沢寿明と窪田正孝のW主演作『THE LAST COP/ラストコップ』を放送していたが、こちらも全話平均8.3%と数字を伸ばせずに終わっていた。
「同枠はもともと若手俳優・女優陣が出演する枠として知られ、視聴者も10~20代を対象としていました。しかし、昨年7月クールの黒島結菜主演『時をかける少女』や、同4月クールの福士蒼汰主演『お迎えデス。』などの不振が続いたことで、局は『THE LAST COP』から、中年を視聴者ターゲットに切り替えたようです。それで今期も、堤と小泉という大御所俳優・女優をメインにキャスティングして勝負に出たものの、結局失敗しているという印象が否めません」(スポーツ紙記者)
ネットでドラマの評判を見ると、当初は「面白そう!」など好感触だったが、最近はハッキリと“好き嫌い”が分かれてきたようだ。
「円子の鬼嫁っぷりが凄まじく、『キョンキョンの演技、うまいんだけど怖すぎる』『夫の扱いがかわいそうに思えてきて、気分が悪い』『円子にイライラしてしまう』といった声が続出。『土曜の夜に、わざわざストレスを感じたくない』とさえ言われるほど、小泉のキャラクターが強烈なんです」(同)
そんな中、局内ではすでに次クールに向けて、方向転換の計画が進められているという。
「正式発表はこれからですが、4月クールの主演はKAT‐TUN・亀梨和也だそうです。局は先月、同ドラマ枠を夜9時から10時に移動させ、現在土曜夜10時から放送中の『嵐にしやがれ』を9時に持ってくることを発表しました。嵐から亀梨という流れで、再び若い女性視聴者を取り込む方針のようです」(同)
迷走の挙げ句、舵を切り直すことにした日テレだが、果たして思惑通りにいくのだろうか。