吉高由里子、『東京タラレバ娘』の業界評は「賢い」? 一方で“ダメ出し”されたアノ部分
平均視聴率2ケタをキープし、注目を集めている連続ドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。初回の13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)から数字を落としながらも、主演・吉高由里子の業界での評判は、「うなぎのぼり」(芸能プロ関係者)という。昨年の熱愛報道から、ネット上では批判の的となっている吉高だが、その真価とは?
同ドラマは吉高にとって、2014年のNHK朝ドラ『花子とアン』以来、3年ぶりの連ドラ主演となる。その間には、吉高を担当する女性マネジャーの退職や関ジャニ∞・大倉忠義との熱愛報道などが重なり、一時は“引退説”も飛び出していた。
「吉高はあらかじめ、『朝ドラ出演後に最低1年間は休業する』という約束を、事務所と交わしていたそうです。朝ドラ主演を務めると、体力と精神力をかなり消耗しますから、新人以外の女優では、決して珍しい話ではありません。しかし、彼女が冴えているのは、連ドラ復帰作に『東京タラレバ娘』を選んだことです」(芸能プロ関係者)
30歳独身女子の日常を描いた同ドラマの視聴者層は、同世代の女性が中心で、「朝ドラのターゲット層とはまるでかけ離れている」(同)という。
「一般論として、朝ドラヒロイン経験者は、役者としての格が大幅にアップするため、壮大なストーリーを売りにした作品や特殊な役柄を選びがち。それで成功すればいいのですが、コケると“若手女優が背伸びをして失敗した”というネガティブなイメージがついてしまうんです。その点、次の役柄に“一般女子役”を選んだ吉高は、賢明といえるでしょう。しかも、フジテレビがよくやるような、あり得ないトレンディ路線ではなく、リアリティ先行のラブコメというのも、手堅い印象。業界では、『思わず膝を打ってしまう采配』といわれていますよ。本人や事務所、テレビ局が綿密に打ち合わせを重ねて、この企画が完成したのでしょう」(同)
また、タブーとされるジャニーズアイドルとの熱愛も、一部業界人の間では、“拍手喝采”だったという。
「『フライデー』(講談社)に激写された、吉高と大倉の空港でのツーショット写真は、特に変装もせず、実に堂々としたものでした。ジャニーズ事務所を恐れないその姿勢に、『肝が据わっている』と逆に好感を持ちましたね。しかし、恋愛に現を抜かしているわけではなく、仕事にも真摯に打ち込んでいるとあって、今後が楽しみな女優の筆頭格になっています」(テレビ局プロデューサー)
そんな順風満帆に見える吉高の今後だが、ある不安要素も見え隠れしているようだ。
「吉高の欠点というか、唯一気になるのが声質です。あの鼻にかかった高音は、役にハマれば強いですが、逆にいうと、演じられる役を狭めることにもなってしまう。前田敦子、武井咲も同じようなタイプで、その元祖ともいえるのは篠原涼子でしょうね。ただ、篠原はもともと歌手だけあって、トーンを調整できている。トレーニング次第では、吉高も改善もできるため、彼氏と遊ぶ時間の半分でも、そちらに費やしてみてはと思います」(前出・芸能プロ関係者)
業界関係者の間では評価の高い吉高。今後もこの調子で、快進撃が続くのだろうか。