ワンオク・Taka、ファンへの苦言は「欧米コンプレックス」「器が小さい」の指摘
ロックバンドONE OK ROCKのボーカル、Takaの発言が波紋を呼んでいる。発端となったのは、Takaが自身のインスタグラムで「携帯片手にまるでポケモン見つけたみたいに動画やら写真やらパシャパシャ撮られて」「俺らも人間だからさ、、、限度ってものがあると思うんだよね」と、ファンの振る舞いに対して苦言を呈したこと。これに対して「ファンを否定するのはプロ失格」との批判の声が上がり、Takaが慌てて釈明するなど、ちょっとした騒ぎに発展している。
「プライバシーのない状況にウンザリしてしまう気持ちもわからなくはないですが、海外の人気バンドなんてファンだけでなく、パパラッチにも四六時中追い回されますから随分器が小さいですね。こんなもんじゃ済みませんよ。海外公演を行っても、常連の日本人ファンがいつも最前列に陣取っているという不満もつづっていましたが、結局はバンドの人気が、現地のアメリカ人ではなく、日本人によるものにすぎないというだけのこと。そもそも北米ツアーといっても、日本人が居住する大都市でしか公演しないわけですから、日本人が多く来るのは当たり前なのでは」(音楽ライター)
ワンオクは国内のみならず、海外でも評価の高いバンドとされており、今回の北米ツアーのように海外進出を視野に入れた活動を展開している。最新アルバム『Ambitious』も、アメリカのビルボード・アルバム総合チャートで106位を記録している。だが、この音楽ライターはワンオクの海外での人気に疑義を唱える。
「ビルボード106位っていうのは、そんなに大したことなのでしょうか。例えば、あるアメリカのバンドがオリコンチャートの106位にランクインしたとして、そのバンドが日本で人気があるなんて誰も思わないはず。ほとんど認知されていないと言っていいでしょう。つまり、ワンオクのアメリカでの人気もその程度だと考えた方がいい。それでも『本場のアメリカのチャートにランクインするなんて快挙だ』というのなら、それはただの欧米コンプレックスにすぎません。結局、Takaがイラ立っているのは日本人ファンのマナーではなく、海外なのに日本人にしか相手にされていない現状に対してなのでしょう」(同)
昨今は日本人アーティストの海外進出が大成功のように報じられることが多いが、内実をよく吟味してみる必要があるのではないだろうか。