マライア・キャリー、“バツ2”の自虐ネタも絶好調! ロシア億万長者の結婚式でハッスル
この結婚式には、今年70歳になるとは思えぬほどパワフルな歌唱力を持つエルトン・ジョンもパフォーマーとして登場。ピアノを弾きながら自身のヒット曲を12曲熱唱し、マライア同様、パフォーマンスの途中にトークを混ぜ、「Tiny Dancer(邦題:可愛いダンサー~マキシンに捧ぐ)」を歌う前には「次の曲はアイリーンに捧げます。彼女はちっぽけなTinyじゃないけど、とても上手に踊ってらっしゃるから」とリップサービスをした。
マライアは、億単位のギャラを提示されれば、依頼人が誰であろうと世界中どこにでも行きパフォーマンスをすることで知られる。2009年の正月にカリブ海で開催されたリビアの故・カダフィ大佐の家族の新年会パーティーで100万ドル(約1億1334万円)の報酬を受け取って歌ったり、13年に、アンゴラ共和国の独裁者ジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントス大統領のために開催されたパーティーで、これまた100万ドルの報酬で歌ってきた。
一方、ダイアナ元英皇太子妃の葬儀で「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」を献奏したエルトンに、軽々しくパフォーマンスするようなイメージはなくマライアとは対照的。しかし、彼もまた報酬額によっては結婚式でパフォーマンスをする。アメリカで知らない人はいないというほど有名なラジオ司会者、ラッシュ・リンボーが挙げた4度目の結婚式でも歌っているのだ。
このラッシュは、差別発言と超保守派であることでも知られており、当然のように同性婚にも反対している。そんなラッシュの結婚式に出席するエルトンには、LGBTコミュニティから「同性愛者嫌いの奴らが集まる式で歌うなんて、とんでもない!」「裏切り者!」と批判する声が上がった。しかし、エルトンにはこの式を「とびっきりゲイっぽい雰囲気にしてやろう」という魂胆があったようで、100万ドル(約1億1334万円)の報酬もしっかり受け取ったと伝えられている。
エルトンは01年にも、プライベートなパーティーに250万ドル(約2億8330万円)の報酬と引き換えに登場。その時に比べると最近価格が下がったと見られるが、それでも超高額なことには変わりない。なお、エルトンはこれらの報酬は全て自身が設立した「エルトン・ジョン エイズ基金」に寄付している。
英メディアによると、今回の結婚式でマライアが受け取った報酬は250万ポンド(約3億5000万円)、エルトンは100万ポンド(約1億4000万円)だったとのこと。マライアの方が倍以上受け取った計算になる。あまりにも高額に思えるが、アイリーンはマライアに何度も投げキッスをするなどうれしくてたまらない様子だったので、ヴァレリーも大満足したことだろう。
マライアのファンは、今回の結婚式パフォーマンス動画を見て「ちゃんと歌えてる!」「マライアは健在!」「さすがファン(アイリーン)を大事にするマライア!」と大喜び。しかし、エルトンは今月20日に開催する予定だったドバイのコンサートを「体調不良」で延期しているため、「富豪に媚を売ることはできるのに、一般のファンの前でパフォーマンスするのはかったるいのか!」とファンは怒り心頭のようだ。
年越しイベントでは赤っ恥をかかされたマライアだが、17年は良い年になりそうだ。ロンドンに同行していた“若いツバメ”ことブライアン・タナカとの恋の行方も気になるところである。