ドナルド・トランプ、就任式がしょぼくても“スターから総スカン”でも問題ないワケ
いよいよ今月20日に迫ったドナルド・トランプの大統領就任式。この就任式で、国歌斉唱やパフォーマンスを行うのは誰なのか、全米で大注目されてきた。というのも、ドナルドはセレブたちから徹底的に嫌われており、パフォーマンスを依頼したアーティストたちはこぞって拒否していると報じられたからだ。「パフォーマンスをしたいと志願しているのは、ぶっ飛んでいるカニエ・ウエストくらい」とまで伝えられており、相変わらず米メディアのドナルド叩きは続いている。
昨年のクリスマス前、「いわゆるA級セレブたちは、誰もが就任式に招待されたがるもんだ。だが(彼らが支援していた)ヒラリーにとって、彼らは大して役に立たなかったな。私は(大統領就任式に、自分を支持してくれた)一般市民を招待したい!」と力強くツイートし、支持者を大喜びさせたドナルド。
そんなドナルドは、『ホームアローン2』だけでなく、大ヒットドラマ『Sex and the City』『名探偵モンク』『サブリナ』『スピンシティ』や、ウィル・スミスの出世ドラマ『The Fresh Prince of Bel‐Air』にもゲスト出演。元俳優を売りにしていたロナルド・レーガンよりもはるかに多い、194作ものテレビ番組に出演しているという。ドナルド自身が「超A級セレブ」だから、ほかにセレブを呼ぶ必要などないと感じている支持者が多いようだ。
とはいえ、大統領就任式での国歌斉唱やパフォーマンスを外すわけにはいかない。アンチが多いドナルドのためにパフォーマンスしてもよいと応じるアーティストは一体誰なのか? ドナルドが大統領に当選した直後から、全米が注目していた。
米メディアは、ドナルドがアーティスト獲得に苦戦していると報道。パフォーマンス依頼を受けたエルトン・ジョンは、選挙中にドナルドが勝手に「Tiny Dancer」を使ったことに対して激怒しており「自分が共和党支持者になることは絶対にありえないし。テッド・ファッキング・ニュージェントにでも頼めば」と、共和党右派の過激な支持者であるヘヴィメタ・ギタリストの名前を口汚い言葉で挙げつつ拒否したと伝えた。
ラスベガス定期公演で大もうけしているセリーヌ・ディオンには、ラスベガスのホテル王スティーヴ・ウィンのコネを使いアプローチしたものの、きっぱり拒否されてしまったと伝えられている。チャリティー活動で知られるカントリー歌手のガース・ブルックスも拒否したという。イギリスの歌手レベッカ・ファーガソンも「オファーを受けたけど、“人種差別への告発ソング『奇妙な果実』を歌わせてくれないなら出ない”って断った」と発言。ウェールズの歌手シャルロット・チャーチも、パフォーマンスしてほしいとの依頼を受けたが「ノー」を突きつけたと明かした。