ジャニーズ事務所と全面戦争の危険性も……テレビ各局、元SMAPの出演番組継続に奔走中!?
木村拓哉、そして草なぎ剛と、“元”SMAPメンバーによるドラマが、1月から放送開始となる中、テレビ各局は、解散に続く“もう1つのXデー”が近いことから、彼らの動向を探るべく、慌ただしく取材を繰り広げているという。昨年末の解散に伴い終了した元SMAPメンバーが出演するテレビ番組は、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のみだったが、その他番組の今後に関しては「不透明な状況」(テレビ局プロデューサー)だという。
昨年1月、SMAPの分裂騒動が表面化した際、もしグループが解散した場合には、メインで出演するテレビやラジオの番組は、「全て打ち切りになる」と報じられていた。
「“SMAPメンバーがメイン”として、テレビ局、ジャニーズ事務所、スポンサーの三者間で契約がなされた番組は、解散とともに終了とならざるを得ません。それを回避するために、中居正広が出演する『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)は、タイトルを『スマ』から『スマイル』に変更するなどの対応を取ったのです」(同)
一方、テレビ朝日の『SmaSTATION!!』『「ぷっ」すま』は、昨年末の定例会見で、同局幹部が「現時点では変更するものはない」と、番組名を変更せずに継続することを表明している。
「テレ朝も、ジャニーズサイドと何らかの取引を行った上で、番組継続へと持ち込んだのでしょう。つまり、事前に対策を講じておけば、『スマスマ』のような不本意な打ち切りという目に遭わず、継続も可能。そのためテレビ各局は、すでに中居ら一部メンバーが9月末にジャニーズを離れることを前提に、彼らの動向を追いつつ、スポンサーへの調整を行っているんです」(同)
なお、解散が決定した直後から、「もし中居らがジャニーズを離れることとなれば、メリー喜多川副社長はどんな手段を使ってでも、彼らのテレビやラジオの番組を終了させるはず」(スポーツ紙記者)といわれていたという。テレビ局としても、ジャニーズ事務所と全面戦争になることだけは避けたいために、早い段階で周到な対策を練る必要があるのだろう。
契約更新の可否については、6月末に正式決定することから、残り半年を切った期間の中で、テレビ各局の水面下の調査、調整は続いていくこととなりそうだ。