柴咲コウ主演大河『おんな城主 直虎』、最悪のスタート! 視聴率絶望的といわれる要因は?
2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)が1月8日にスタートし、初回視聴率は16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調だった。
多くのメディアは、NHKに気を使ってか、“好発進”などと報じているが、この初回視聴率は歴代ワースト4位、今世紀で見ると15年『花燃ゆ』(井上真央主演)の16.7%に次ぎ、2番目に低い数字となった。昨年の『真田丸』(堺雅人主演)は19.9%でのスタートで、初回から3ポイントもの大差がつき、注目度の低さを露呈した格好だ。
『花燃ゆ』といえば、第2話以降、視聴率が急降下。結局、初回の16.7%が最高視聴率となり、全話平均は12.0%で、12年『平清盛』(松山ケンイチ主演)と並び、史上ワースト視聴率に終わった。その『花燃ゆ』と同レベルの発進となってしまっただけに、早くも、「『花燃ゆ』の悪夢再びか?」との声がネット上を飛び交っているのだ。
『直虎』は、戦国時代に遠江(現在の静岡県西部)・井伊家の家督を継いだ“おんな城主”直虎(柴咲)が、自ら運命を切り開き、戦国時代を生き抜く姿を描いた作品だ。
「昨年の『真田丸』は、“高視聴率男”と称される堺を主演に据え、脇役陣も超豪華で、NHKのヤル気を感じさせました。主人公の真田幸村(信繁)も一般的な知名度が高いので、視聴率が好調だったのは当然ともいえます。その点、『直虎』は『真田丸』に比べて歴史上でも知名度が低いし、キャストについても、ネット上では『柴咲に大河主演は早すぎる』という声まで出る始末。どこまで数字が取れるのか、甚だ疑問です」(テレビ誌関係者)
『花燃ゆ』の主人公である吉田松陰の妹・杉文も、歴史上まったく無名な人物で、視聴者から「思い入れを抱けない」という声が出ていた。『直虎』も『花燃ゆ』の二の舞を演じてしまうのか、はたまた悪評を覆して、今後巻き返しを図ることができるのか。次回からも注目していきたい。