皇室ウォッチャーが解説! 2016年衝撃的だった「皇室ニュースベスト3」
いつの時代も、日本国民の注目を集め続けてきた“皇族”たち。2016年もさまざまな話題が取り沙汰されてきたが、今回は、長年皇族の動向をチェックしているウォッチャーX氏が、独自の見解を交えながら、「衝撃を受けた皇室ニュースベスト3」を選出する。
第1位:天皇陛下「生前退位の意向」――表面化するさまざまな問題
7月にNHKが明らかにした「天皇陛下が生前退位の意向あり」報道が間違いなく今年一番の衝撃でした。皇室典範によって、明治時代以降の歴代天皇は例外なく崩御された際に皇太子が天皇に即位されてきたのです。しかし今回の天皇陛下の意向は、皇室典範を改正しないと対応できません。法律上は天皇が高齢で公務に支障をきたしたり、病気になった場合には「摂政」を置くことも考えられますが、8月に放送された天皇陛下のビデオメッセージ「お気持ち発表」で、摂政は望んでいないとご自身が発言されています。仮に退位できたとしても、“天皇陛下の呼び名はどうなるのか”“天皇皇后はどこに住まわれるのか”“秋篠宮さまは皇太子になるのか、皇太弟になるのか”など、ほかにもさまざまな問題が表面化します。さらに天皇陛下は国政に関与することは禁止されており、今回の意向は法律を変えないといけなくなるので、憲法違反になるのではともいわれています。政府は「今回限りの退位を認める」という特措法で対応したいようですが、天皇陛下は「恒久的にしたい」という思いがあって相反しているという報道も。来年以降に詳細は決まると思いますが、日本の皇室制度が一変する可能性がある案件で、今後も目が離せません。
第2位:愛子さま1カ月半の学習院欠席&激ヤセの衝撃!
9月末から、愛子さまが通われている学習院女子中等科を43日もの長期欠席されたのが第2位です。宮内庁によると「胃腸の不調・ふらつき」があるという理由で休まれていたそうですが、明確な病名も発表されずに1カ月半も休むのはさすがに長すぎるでしょう。「ダイエットのしすぎ」「摂食障害になった」「女性天皇説の浮上でプレッシャー」など、いろいろと臆測が流れましたが、結局何が理由だったのかはイマイチわかりません。そして12月1日に愛子さまの15歳のお誕生日に際して公開された写真で、久しぶりにお姿を拝見しましたが、まさに“激ヤセ”という感じ。顔だけでなく、体全体も細くなられて、1年前とは別人のようなお姿に衝撃を受けました。雅子さまへの影響も心配されましたが、愛子さまのご体調とは反して地方や都内の公務も積極的に臨席されていて絶好調なご様子でよかったです。来年以降は母子そろっての公務が増えることを期待しています。
第3位:“未来の天皇”悠仁さまが乗る乗用車が追突事故!
11月に、秋篠宮家紀子さまと悠仁さまらが乗る乗用車が神奈川県の高速道路上で追突事故を起こした事件は、皇室内格差を象徴する出来事でした。この日は紀子さまと悠仁さまとそのお友達親子が、プライベートで山登りをする予定の道中でした。運転手は宮内庁職員でしたが、秋篠宮家はあくまで「宮家」なので、待遇が天皇家と東宮家よりも手薄いのが現状なのです。割り振られる皇族費も少ない中で、警護などの人件費などを賄わなければならないので、当然雇える人数も限られています。例えば、愛子さまの登校時は、前後に警備車両がついていますが、秋篠宮家は後ろに1台だけだったり……。しかし秋篠宮家には、皇位継承権第3位で、将来的に天皇に即位される悠仁さまがいます。それを宮家だからといってこのままの“ソフト警備”でいいのかという問題が浮上したのです。未来の皇室を担っていく秋篠宮家への待遇改善されていくことを願っています。
番外編:ウォッチャーの心をほっこりさせた、2016年皇室ニュース
今年も美術展に出品! 悠仁さま“信号機への強すぎる愛!”
毎年宮内庁で開催されている、文化祭美術展では皇族方の作品が出品されるのですが、悠仁さまは「小さな楽しみ その1」と題して、粘土と針金でミニチュア信号機を作られました。昨年は実物大の信号機でスイッチを押すと信号が点灯する仕掛けが施されているほどの力作で目を見張りましたが、今年も信号機とは……(笑)。しかも交差点表示は「表町」と書かれていて昭和時代に実在した交差点だそうです。今夏には縄文土器に触れられたり、日本家屋にも興味がおありとのこと。未来の天皇陛下は、好奇心旺盛で微笑ましい限りです。