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2016年も豊作!

警官のポテト3本を盗んだ女、老人に扮した麻薬売人……2016年もすごい「アメリカおバカニュース2016」

2017/01/03 20:10

 

■ヒラリー支持者のピーナッツバター・テロ

 10月17日、ウィスコンシン州アマースト・ジャンクションで、32歳のクリスティーナ・ファーガソンという女性が逮捕された。女性は同日夜、アメリカで人気の「JIF」というブランドの「特大ファミリーサイズ・減塩ピーナッツバター・クリーミー」を抱え、地域のトモロー川を守ろうという保全クラブの集会に乱入。自分がどれほどドナルド・トランプのことが嫌いなのかを叫びだした。会員たちは驚きながらも会場から出るようにと促したところ、意外にも彼女はおとなしく従った。

 あまりにもすんなり出て行ったことを不安に思った会員が外に出てみると、クリスティーナが駐車してある車にピーナッツバターをベトベト塗りまくっている現場に遭遇。「やめろ!」と叫ぶと、彼女は冷静に歩きだし、近くのアパートに入っていった。ピーナッツバターが塗られていた車は30台にも上ったという。

 会員はすぐに警察に通報。警官がアパートを訪れると、ピーナッツバターがついた指を舐めながらクリスティーナが出てきて、「今夜はどこにも外出していない」と断言。しかし、通報した会員が、この女が犯人であることを証言すると、彼女は態度を急変させ、「だって、大好きな、大好きなヒラリー・クリントンが負けて。大嫌いなドナルド・トランプが当選して!」と感情をあらわにした。そして、ドナルドに投票した奴らに罰を与えるためにやったと犯行を認めた。クリスティーナは、なぜピーナッツバターを塗ったかについて「銃撃や爆撃よりもマシだから」と説明。「ドナルドはアメリカ以外の全ての国を銃撃や爆撃するつもりなのよ!」と感情を高ぶらせていた、と地元紙『スティーブンズ・ポスト・シティ・タイムズ』は伝えている。

 逮捕後行われた検査でクリスティーナは泥酔状態だったことが判明。ちなみにピーナッツバターを塗られたトモロー川保全クラブの会員たちは、純粋にトモロー川を愛する地元民であり、ドナルド支持を公言しているわけではなかった。警察は地元紙の取材に対し、「ピーナッツバターを砕いた際に出る粒が含まれた“チャンキー”でなく、なめらかな“クリーミー”だったのが不幸中の幸いだった」と真顔でコメント。チャンキーだったら、確実にひっかき傷がつき被害は大きかっただろうと、しみじみ語った。

■Wi-Fiパスワードを盗むのは、窃盗じゃない!?

 11月29日、アイオワ州の警察に「自宅に不法侵入した男がいる」という通報が入った。被害者は犯人と面識があるとも証言。「上の階に住むクリストファー・カミングスだ!」と犯人の名を警察に告げた。現場に駆けつけた警官が被害者の上の階に住むクリストファーの家を訪ねたところ、まったく悪びれることなく、下の階の家に入り込んだことを認めた。そして、「オレはなにも盗んでない。盗むために入ったんじゃない。ただWi-Fiのパスワードが知りたかっただけだ」と説明した。

 被害者女性は「あの男は前にうちに来て、Wi-Fiのパスワードを教えてくれって聞いてきた。でも、『はい、そうですか』と教えるわけないでしょ!」と激怒。クリストファーは逮捕され、侵入罪で起訴された。ちなみに、クリストファーは外窓を開けて侵入したため、器物損壊などの被害はなく、盗まれた物もなかった。純粋にWi-Fiのパスワードだけをメモしに入ったのだった。29歳のクリストファーのマグショットは全国に放送されることになり、ネット上では「いかにもWi-Fiのパスワードを盗みそうな、せこそうな顔だ」と話題になった。

最終更新:2017/01/03 22:16
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