城島の甘酒作り失敗回、還暦祝い回がランクイン! 2016年『鉄腕DASH』高視聴率トップ3
◎第2位:城島が甘酒作りに失敗も優しい松岡・長瀬、20.3%
視聴率第2位は5月22日の通常放送で、この日は20.3%をマーク。前の時間帯に『笑点 歌丸ラスト大喜利スペシャル』が放送され、第1部(5時30分~6時)が22.7%、第2部(6時~6時55分)は27.1%を獲っていたことも、20%超えの理由だったようだ。
序盤の「DASH島」は、城島が過去に味噌作り用に使用した米麹で、島特製の“甘酒”作りにチャレンジした。60℃のお湯で8時間ほど煮るところ、城島が森の古井戸へ水を汲みに行った間に温度が上昇。結果、甘酒は水分が飛んで“おかゆ”状態になってしまった。この惨事を目にした長瀬智也からは「酒でも何でもないよ。出来れば飲みたかったよね」というクレームが出てしまったものの、城島は「ごめんね」と素直に謝罪。しかし、メンバーは「全然これでいいよ」「うめぇ」(松岡昌宏)、「リーダーが作った中で一番美味いよ」(長瀬)と、城島の失敗をフォローしていた。これには視聴者も「DASH島で甘酒作り失敗したリーダーに『全然これでいいよ』とか言う2人にホロリ」と、感動した様子。
後半は城島&山口が「DASH海岸」へ。この日、2人は横浜のDASH海岸を離れ、「アユの調査」を目的に多摩川に向かった。淡水魚のウグイなどを観察し、肉食魚が潜んでいそうな草むらを探ってみると、体長30cmのスッポンを発見。山口は「スッポン先生!」「こんなとこにもいるもんだね」と、驚いていた。東京都の絶滅危惧種に指定されているスッポンは再び草むらに放されたのだが、ここでさらに夜行性の肉食魚・ニホンウナギ(体長60cm)を捕獲。このニホンウナギも絶滅危惧種とされているが、ウナギの独特な動きが苦手な山口は「気持ち悪いのきた!」などと大騒ぎだった。
歴史的な映像が放送された上に数字にも恵まれたこのオンエアー。視聴者からは「アユどこいった」「山口くん、ウナギ登場でテンション下がってた」「TOKIO、サラッと野生のスッポンやウナギに遭遇してるけど相当な運持ってる」と笑いが漏れ、「『鉄腕DASH』は絶滅種と食物連鎖の説明までしてくれるから勉強になるわ」と絶賛の声が。出演者にとっても思い出深いロケだったのか、11月放送の音楽特番『ベストアーティスト2016』(同)で、城島は「今年は結構、ロケで絶滅危惧種、ニホンウナギとか発見しましたねぇ」と、話していた。
◎第3位:海洋環境専門家・木村氏の還暦祝いが19.8%
視聴率3位は「DASH海岸 ~還暦祝い~」が放送された11月27日で、19.8%を獲得。「DASH海岸」で城島&山口はツバクロエイを発見し、その後エイの大好物・アサリを観察したところ、城島はアサリが増えすぎてしまった点を懸念。“満員電車状態”になったことで貝殻が噛み合い、変形するなどの状況が見て取れたため、城島は「ある程度、人間が間引いてあげたほうがいいかもしれんよ。増えすぎやわ。アサリにも良くない」と、切り出した。
そして、番組でお馴染みの海洋環境専門家・木村尚氏に関連し、「このアサリ使って、木村さんのお祝いしようか。還暦(祝い)。お世話になってきたし」(城島)、「ちょうど良かったね」(山口)と、11月に還暦を迎える“恩師”へのサプライズを考案。そこで城島は最高の食材を探すべく、千葉県南房総市を訪れると、2年前のロケで自身が持ち込んだ「釣るとこみるぞう」と、再会。これはカメラがついた秘密兵器だが、自分の顔を確認した城島は「うん、ブサイク、ブサイク。今日もブサイク。いいよ~!」と、自虐発言。その後、目標通りに“パンパン”に膨れたカワハギを捕えた。
一方、山口は長崎県五島列島の福江島へ。船に乗り込むと、サメのイラストが描かれたTシャツを着たスタッフにに対して「縁起でもないTシャツを着て来てんじゃない? 呼ばないでよ、そういうの」「何ていうTシャツを着て来てるんだ。危ない」とツッコミを入れ、現場が笑いに包まれていた。餌に使うタコから捕獲を始めた後、海に潜って1.2㎏の伊勢海老をゲット。城島&山口のロケについて、ネット上では「カメラに写った自分に『ブサイク、今日もブサイク』って言えるアイドルもなかなかいない(笑)。やっぱり『DASH』は面白い!」「縁起でもないTシャツ(笑)」「山口くんが捕まえた伊勢エビの大きさすごすぎ」といった感想コメントが相次いだ。
こうしてお祝いの食材が集まり、調理も完成したタイミングで、主賓の木村氏が登場。状況を把握できずに「どうしたの?」と困惑していると、城島は「還暦祝いということで、今日はいろいろと仕込んでいました。おめでとうございます!」と伝え、木村氏に定番の“赤いちゃんちゃんこ”と帽子をプレゼントした。「伊勢海老の祝い焼き」「カワハギのしゃぶしゃぶ」のほか、アサリのしぐれ煮をあわせた「金のアナゴ飯」などを堪能した木村氏は「いつ死んでもいいわ!」と言いつつ、「リーダーが60歳を迎えるまで、長生きしたいと思います」と、大喜び。“仲間思い”のTOKIOメンバー・スタッフの温かい対応に、視聴者は「木村先生還暦おめでとう! お世話になってる人を全力でお祝いをする『鉄腕DASH』は見てて笑顔になる」「DASH海岸はTOKIOも木村さんも毎回ほんと楽しそう」と、ほっこりしていた。
17年も城島はじめTOKIOメンバーの奮闘ぶりを楽しみたい。