天海祐希、フジテレビと絶縁か? 『Chef』が10月期民放プライム帯連ドラ“最下位”の惨劇
“理想の上司”として、同性から絶大な支持を受け、“高視聴率女優”として君臨してきた天海祐希が、フジテレビと絶縁する可能性が出てきた。
同局では、2012年10月期『結婚しない』(菅野美穂とのW主演)以来、4年ぶりの連ドラ主演となった『Chef~三ツ星の給食~』(木曜午後10時~)が、12月15日、最終回(第10話)を迎え、視聴率は自己最高タイの8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。全話平均は7.05%で、すでに放送を終了していた『レンタル救世主』(沢村一樹主演/日本テレビ系)の同7.17%を下回り、10月期の民放プライム帯の連ドラの中で、『Chef』が最下位となった。午後11時台の『家政夫のミタゾノ』(TOKIO・松岡昌宏主演/テレビ朝日系)の同7.7%にも負けたのだから、事態は深刻だ。
『Chef』は銀座の三つ星レストランの天才シェフ・星野光子(天海)が、オーナーとトラブルになってクビになり、新しい仕事がなかなか見つからない中、テレビ番組の企画で、学校の給食を作ることになるというドラマ。共演陣は、小泉孝太郎、遠藤憲一、川口春奈、荒川良々らで、それなりに豪華なメンバーだったが、現実ではあり得ないようなストーリー展開が、視聴者には受け入れられなかったようだ。
天海は昨年10月期に主演した『偽装の夫婦』(日本テレビ系)が同12.2%、14年1月期の主演ドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)が、同12.9%をマークするなど、“数字の取れる女優”として、各局から重宝されてきた。しかし、『Chef』が爆死したことで、各テレビ局からの信頼も揺らぎかねない。
ここ最近のフジは、西島秀俊主演『無痛~診える眼~』(昨年10月期)が同7.9%、篠原涼子主演『オトナ女子』(同)が同8.7%、福山雅治主演『ラヴソング』(今年4月期)が同8.5%、松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』(同7月期)が同7.1%といった調子で、高視聴率俳優・女優に赤っ恥をかかせてきた。今回、『Chef』が想定以上の低視聴率に終わったことで、天海もフジに潰されてしまった格好だ。
「天海が単独で主演したフジの『カエルの王女さま』(12年4月期)が同9.1%と、1ケタに低迷したことも伏線にあったようですが、天海本人も、所属事務所も、この低視聴率にショックを受け、態度を硬化しているようです。『Chef』大コケによるイメージダウンが大きく、天海側はフジへの不信感が強くなったといわれています。フジに絶縁状を叩きつける可能性もあるのでは……」(テレビ関係者)
次回主演作では、フジ以外の局で、『Chef』のリベンジを果たしてほしいものだ。
(田中七男)