「結局またジャニーズ祭り」嵐『紅白』大トリ報道、NHKに業界内から不満続出のワケ
大みそかに放送される『NHK紅白歌合戦』で、嵐が初の大トリを務めると、複数のスポーツ紙が報じた。今年は相葉雅紀が、初めて単独で白組司会を務めることもあっての選出というが、他プロダクションやレコード会社からは、ため息が聞こえているという。
嵐は2014年に白組のトリを務めているが、番組の大トリを飾るのは初のこと。
「やはり相葉の白組司会に加えて、今年は嵐全員が五輪特番に出演というNHKへの“貢献度”が、大トリに選ばれた主な理由でしょう。ほかにもNHK側が、SMAPの“後継者”は嵐だと考えているという意味合いも含まれていると思います」(スポーツ紙記者)
なお、大トリ報道の信ぴょう性に関しては、「予定調和を嫌い、かつサプライズ好きのNHKだけに、報道が出たために、ひっくり返してくる可能性もゼロではありません。しかし、6枠もの出場アーティストを抱えているジャニーズ事務所に対して、大トリ変更という無礼に当たるような行為はできないでしょう」(同)。
また、今年の『紅白』では、出場者以上に“落選者”が話題に。和田アキ子や細川たかし、藤あや子ら長年の出場歴を誇る歌手が、次々と落選している。
「今回の出場者の顔ぶれについてネット上で、『キー局の音楽特番みたい』という声が出ていたように、NHK側には番組の『若返りを図る』という、明白なテーマがあり、本格的に『紅白』改革に乗り出しているようです。しかし、他プロダクションやレコード会社は、『改革を謳うなら、若返りよりも、まずはジャニーズとの蜜月を解消してくれ』とぼやいていますよ。白組司会に大トリまで務めるとされる嵐のほか、TOKIOにV6、関ジャニ∞、Sexy Zone、初出場のKinKi Kids、さらにはSMAPの特別枠出場の可能性もあって、今年も『紅白』は、“ジャニーズ祭り”と化していますからね」(レコード会社関係者)
一部では、20年まで連続で、嵐メンバーが持ち回りで白組司会者を担当するとの報道も。少なくともあと4年間は、『紅白』=“ジャニーズ祭り”が続きそうだ。