汚部屋のアラフォー女が教える、「十数年の油汚れ」をやっつける必勝法【汚画像アリ】
同時に、捨てようかと思っていた大きな鍋にお湯を沸かし、ガスコンロ周りの掃除で余ったプリン状石鹸や粉石鹸と一緒に、シロッコファンや換気扇を留めていたネジ類(排水溝フィルターに入れて口を結んでおくと、小さなネジたちが行方不明になりません)を入れて煮洗い。
そんな鍋ないわよ! という方は、ゴミ袋を三重くらいにしてシロッコファンやネジ類→粉石鹸→お湯(給湯器で60度にしたものや、水を先に入れてからお手持ちの中で大きな鍋で沸かした熱湯を入れるなど)の順に入れると良いと思います。お湯を沸かすことで換気扇が少し温まってくれという願いも込めております。油汚れは冷えると硬くなり、厄介です。
【8時間後の鍋の中と、その中より出でたる輝くシロッコファン】
科学の力よ……! 先人にひれ伏す思いを抱えつつ、酢水(クエン酸を買っていなかったので)に浸けてアルカリ性を中和させてから拭き上げました。完全に銀色というのは無理でしたが、十分です。
【じゃあ換気扇は?】
掃除前を見ると輝きに満ちています。が、細部や中を見ると、まだまだ結合物の塊があちこちに。当たり前ですが、換気扇は外部の空気の影響を受けやすく、また金属製なので、いくら温めたり、強力な洗剤を使っても冷えてしまいます。掃除をしていても指先から体が冷えていくのがわかったほどですので、ここは無理をせず春夏と挑戦して少しずつ落としていこうと決めました。春も含めたのは、夏まで待つと、そのままさサボりそうだからです……。
ちなみに、シンクなどで洗えない換気扇本体などは以下のようにして汚れを拭き取りました。
◎換気扇本体への対策は?
まず、ボロボロになったスポンジに水を含ませ、石鹸の泡を立てつつ汚れを拭き取り続け(スポンジは途中でどんどん取り替えました)、粉石鹸が換気扇に付いている限り泡はどんどん立ってキリがないので、泡が少なくなってきたなと思ったところで、マイクロファイバータオルで水分ごと泡を拭き取ります。汚れと水分を含んだマイクロファイバータオルが重たくなってきたら、それをよく洗って絞ると吸水力が戻る(汚れも落ちる)ので、同じ作業を繰り返していきます。
最初にスポンジに水を含ませると書きましたが、熱めのお湯を使うと良いでしょう(くどいようですが、温かい方がより汚れがゆるむからです)。軍手や綿手袋の上に大きめのゴム手袋をすると、お湯の熱さに耐えることなく作業ができます。ついでにハンドクリームを塗っておくと、掃除終わりに手がしっとりしてうれしかったので、お勧めしたいです。
【綺麗になった部品たち】